芝の「堀宣行厩舎」や「距離短縮」なら単回収率170%超 R.キング騎手のプラス条件、マイナス条件

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2026年は初日から4勝
2025年はGⅠフェブラリーSを含む重賞4勝の大活躍だったR.キング騎手が今年も来日。初日の1月24日・中山開催では一気に4勝を挙げ、絶好のスタートを切った。1月31日、2月1日の開催は東京での騎乗を予定しており、引き続き注目が集まる。
そこで今回は、R.キング騎手の「プラス条件」・「マイナス条件」をテーマに検証を行う。なお、参考にするデータは、R.キング騎手が初めて日本で騎乗した2023年8月26日〜2026年1月25日までとする。
基本的にはダートより芝で好成績
この章では、R.キング騎手の「プラス条件」についてまとめていく。

<R.キング騎手の「プラス条件」>
・芝×堀宣行厩舎【14-5-4-30】
勝率26.4%/連対率35.8%/複勝率43.4%/単回収率176%/複回収率92%
・芝重賞・OP【7-1-3-21】
勝率21.9%/連対率25.0%/複勝率34.4%/単回収率346%/複回収率146%
・芝×距離短縮【8-5-4-24】
勝率19.5%/連対率31.7%/複勝率41.5%/単回収率175%/複回収率96%
・ダート1700m以上【10-7-8-53】
勝率12.8%/連対率21.8%/複勝率32.1%/単回収率101%/複回収率90%
■芝×堀宣行厩舎
キング騎手はこれまでにJRA50勝を挙げているが、そのうちの21勝が堀厩舎とのコンビによるもの。このコンビの狙い目は芝のレースに出走したときだ。
ダートでは【7-2-4-28】で勝率17.1%、単回収率40%なのに対して、芝では【14-5-4-30】で勝率26.4%、単回収率176%と大幅にプラス。見かけたら必ず買い目に入れておきたい。
■芝重賞・OP
芝レースの通算回収率では単勝105%、複勝93%と高い数値を記録しているキング騎手。なかでもオープンクラスでの強さはピカイチで、芝の重賞・OPでの成績が素晴らしい。
芝の重賞では【5-0-0-17】で勝率22.7% 、単回収率479%。1着or馬券圏外のピンパータイプであり、馬券は頭固定で狙いたい。
一方、OPでは【2-1-3-4】で複勝率60.0%、複回収率267%と堅実に3着以内を確保している。連系馬券の軸として信頼したい。
■芝×距離短縮
そのほか芝レースでは、前走から距離を短縮してきた馬と好相性。距離延長組や同距離組での複勝率が30%台前半なのに対して、距離短縮組に騎乗した際の複勝率は41.5%と優秀だ。
特に東京芝で距離短縮組に騎乗した際は【3-4-0-5】で複勝率58.3%、複回収率140%と抜群。2024年の東京新聞杯で7番人気の低評価を覆して勝利したサクラトゥジュールも、この条件に該当していた。
■ダート×1700m以上
ダートでは、1700m以上の距離で単回収率101%とプラス域をマーク。特に、中山ダート1800mでは【6-5-4-26】勝率14.6%、単回収率134%、札幌ダート1700mでは【4-0-1-9】で勝率28.6%、単回収率173%の好記録だ。
東京ダートの内枠では危険
続いて、R.キング騎手の「マイナス条件」を紹介していく。

<R.キング騎手の「マイナス条件」>
・芝未勝利・1勝C×2人気以下【4-9-10-57】
勝率5.0%/連対率16.3%/複勝率28.8%/単回収率25%/複回収率61%
・ダート1600m以下【12-7-6-72】
勝率12.4%/連対率19.6%/複勝率25.8%/単回収率40%/複回収率50%
・東京ダート×1〜3枠【0-0-0-21】
勝率0.0%/連対率0.0%/複勝率0.0%/単回収率0%/複回収率0%
■芝未勝利・1勝クラス
重賞をはじめ芝オープンクラスでは素晴らしい成績を残しているキング騎手だが、対照的に芝の未勝利・1勝クラスではトータルで単回収率35%と妙味がない。これは、1番人気以外での信頼度が低いことが要因となっている。
実際、データでは1番人気が【5-2-0-1】で勝率62.5%、単回収率136%と高信頼度を誇る一方、2番人気以下では【4-9-10-57】で勝率5.0%、単回収率25%と低調だ。芝の未勝利・1勝クラスなど下級条件の場合は、人気薄を馬券内に持ってくることは期待しづらい。
■ダート1600m以下
前章ではダート1700m以上が「プラス条件」と紹介したが、逆にダート1600m以下では妙味がない点に注意したい。回収率は単勝40%、複勝50%に留まっており、平均人気4.9人気に対して、平均着順が6.9着とやや過剰人気となっている。
■東京ダート×1〜3枠
昨年はフェブラリーSをコスタノヴァで勝利。しかし、意外にも東京ダートでの成績は思わしくない。
距離別に見ると、1400mでは【1-2-2-16】で勝率4.8%、単回収率20%、1600mでは【3-3-1-22】で勝率10.3%、単回収率42%と妙味がなく、1300mと2100mでは勝ち鞍がない。中でも、内枠での苦戦が目立っており、1〜3枠では【0-0-0-21】と一度も馬券に絡めていない。今週からの東京開催で、特に注視したいデータだ。

《ライタープロフィール》
東大ホースメンクラブ
約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
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