【愛知杯】高速ラップの“持続力勝負”は歓迎 左回り複勝率100%のチェルビアットにチャンス到来

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3つのファクターから推奨馬を見つけ出す
今回は3月22日(日)中京競馬場で行われる愛知杯について下記3つのファクターを組み合わせる、コンプレックスアナライズで分析を行っていく。
・レースの好走馬及び凡走馬の共通項を探る「重要データ」
・目には見えない上積みを探る「前走内容」
・適性と素質を知るための「血統評価」
特別登録のあった21頭を検討対象とし、今回は前身の京都牝馬S(2016年~2024年)9回と、昨年の愛知杯の計10回データを使用して検討していく。
重要データ:上位人気馬に逆らう必要なし

愛知杯は昨年から現在の条件になったが、元々は京都牝馬Sとして京都競馬場の芝1400mで実施されていた。
注目するのは牝馬限定戦ながらレース全体の単勝回収率が57%、複勝回収率が73%と非常に堅い決着となっている点だ。
1番人気は【4-3-1-2】複勝率80.0%で単勝回収率は151%、複勝回収率は136%にもなる。2番人気は【2-0-1-7】でこちらも単勝回収率89%と優秀だ。3番人気は【1-1-2-6】で単勝回収率は55%だが、複勝回収率は91%ある。
対して4番人気以下の馬は【3-6-6-125】で単勝回収率49%、複勝回収率69%となっており狙いにくい。牝馬限定戦ということで穴馬から入りたくなるところだが、今回も上位人気馬を中心に考えるのが良いだろう。
【上位人気が予想される出走予定馬】
・ウイントワイライト
・カルプスペルシュ
・チェルビアット
・ドロップオブライト
・レディマリオン
前走内容;洛陽Sのチェルビアット
チェルビアットの前走は洛陽ステークス2着。この日の京都競馬場は全体的に時計が速い高速馬場だった。レースラップは前半4Fが48.6秒、後半4Fが45.4秒の後傾3.2秒の超スローペースだった。
馬群も4コーナーではほぼ固まっていたため、ポジション的には前が有利だったが決め手のある馬が上位に来る展開。チェルビアットは4番手からレースを進めていたが、直線は両側から馬に挟まれて追いにくい場面があった。
それでもしぶとく脚を伸ばして2着を確保。2走前のターコイズS、4走前のローズSは大敗しているが、それぞれ出遅れて流れに乗れなかったことが原因。昨年のNHKマイルカップはタイム差なしの3着と結果を出しているだけに、今回もスタートがカギになる。
血統解説:チェルビアット

・チェルビアット
日本での牝祖は、4代母ロイヤルサッシュ。本馬はロイヤルサッシュ牝系の中でも3代母ダイナサッシュを根幹として広がっている枝に属する馬だ。
叔父にステイゴールド、従兄弟にはドリームパスポートやカラテなど活躍馬が多数出ており、活力は非常に高い。ステイゴールドを見てもわかる通りこのファミリーの馬は晩成型が多く、成長力が非常に高い。
また柔らかい走りをする馬が多く、芝適性が高く機動力がある点もポイントだ。ただ気性の粗さという欠点もあり、本馬の場合はそのあたりが影響してゲートが決まらないことが多い。しかし最近は良化傾向にあり、レース内容を見ても折り合いはついている。
本馬の母キューティゴールドは現役未勝利も、繁殖としては優秀。本馬の半姉には秋華賞、ジャパンCを勝利しているショウナンパンドラ(父ディープインパクト)がいる。また半兄のオールナット(父サトノダイヤモンド)もチャレンジCを勝利しており、どの父でも重賞級の馬を出せるポテンシャルがある。
本馬は父にロードカナロアを迎えた。母の特色を引き出しやすいロードカナロアが父ということもあり、本馬は母父フレンチデピュティの影響を大きく受けている。
スピード性能が高く一瞬の切れはないが、3Fを通しての高速ラップの持続力は高い。前走のような超スローペースは合わず、ある程度ペースが流れる展開を前々で競馬できれば十分に勝ち負けになる。
Cアナライズはチェルビアットを推奨
今回のCアナライズはチェルビアットを推奨する。前走は展開が向かなかったわけではないが、本馬にとって理想的な展開ではなかった。
また右にモタれる面があり、これまでの実績からも左回りの方が合っている。今回、中京に替わることは大きな上積みだ。
【ライタープロフィール】
貴シンジ
競馬ライター。サラブレッドの血統をファミリー中心に分析する牝系研究家。3つのファクターから構築する「コンプレックスアナライズ」を駆使して競馬予想を行う。WEBサイト『ウマフリ』で「牝系図鑑」も連載中。競馬予想のほか商業誌での執筆、一口馬主クラブ募集馬やセリ馬の血統分析、血統の魅力の伝承、繁殖牝馬の配合提案などを独自の切り口から行う。
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