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【皐月賞】「前哨戦負けの朝日杯FS組」に複勝率71.4%データ アドマイヤクワッズがトレンドローテで主役へ

2026/04/16 12:00
SPAIA編集部
皐月賞の前走着順別成績(過去10回),ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

上位人気だけでは決まりにくい

19日に中山競馬場で第86回皐月賞が行われる。今年は2歳GⅠを制したカヴァレリッツォとロブチェンを筆頭に重賞勝ち馬が10頭登録。例年にも増して豪華なメンバー構成となった。

ここでは過去10年データを分析し、傾向に合致する今年の注目馬を紹介する。

★人気


人気別成績,ⒸSPAIA


1番人気【2-1-3-4】複勝率60.0%、3番人気【1-3-2-4】複勝率60.0%など一定の安定度こそあるが、絶対的な信頼感はない。5~9番人気の範囲から1、2着各4頭がでており、中穴の一発には警戒が必要だ。

★所属


所属別成績,ⒸSPAIA


美浦所属が4勝9連対に対し、栗東所属が6勝11連対。各種好走率ではわずかに美浦が高く出ているがほぼ差はない。

ただし、栗東所属のうち「東京、中山」への出走経験がない場合は【1-0-1-26】複勝率7.1%で、2016年サトノダイヤモンド、2017年アルアイン以外の好走馬がいない。カヴァレリッツォやアルトラムスにとってはやや不安なデータか。

★前走着順


前走着順別成績,ⒸSPAIA


前走勝ち馬【7-9-6-57】複勝率27.8%が3着以内の30頭中22頭を占めている。その他の8頭は掲示板内に入っていた馬から出ており、7頭は弥生賞か共同通信杯組だった。

★主な前走


主な前走別成績,ⒸSPAIA


共同通信杯組が【4-0-5-13】4勝、複勝率40.9%で中心的。特に2021年以降の勝ち馬は【2-0-2-1】と高信頼度だ。ホープフルS(GⅡ時代含む)からの直行は勝ち馬こそ【2-1-0-3】の好ローテになるが、2着以下は【0-0-0-2】とサンプルがほぼない。

トライアル組では本番と同舞台の弥生賞も勝ち馬こそ1頭のみだが【1-5-2-30】複勝率21.1%と検討は必要となる。一方、スプリングS組は【1-0-1-33】複勝率5.7%と繋がりが薄い。

★脚質


脚質別成績,ⒸSPAIA


先行【4-5-3-24】複勝率33.3%、差し【5-3-5-57】複勝率18.6%が好走馬の大半を占める。逃げ【0-1-0-12】複勝率7.7%、追込【1-1-2-49】複勝率7.5%と極端な脚質には厳しい結果となっている。

★生産者


生産者別成績,ⒸSPAIA


ノーザンF生産馬が【6-6-4-56】複勝率22.2%と好走馬の過半数を占める。特に良馬場開催の6回では【5-4-3-33】複勝率26.7%とさらに成績を上げる。

★馬体重


馬体重別成績,ⒸSPAIA


馬体重476kg未満の馬は【2-1-3-55】複勝率9.8%と不振傾向。また、連対した3頭はいずれも稍重、重馬場といった道悪開催の年に出ている。


近年は朝日杯出走馬がアツい

今年の皐月賞では以下の条件を注目データとして取り上げる。


注目データ,ⒸSPAIA


<注目データ>
朝日杯FS 5着以内【2-1-3-11/17】
勝率11.8%/連対率17.6%/複勝率35.3%
前走が共同通信杯or弥生賞
1番人気で2~5着【2-0-3-2/7】
勝率28.6%/連対率28.6%/複勝率71.4%
※過去10年

皐月賞では昨年勝ち馬ミュージアムマイルや22年勝ち馬ジオグリフを筆頭に、「朝日杯FSで掲示板内だった馬」が好成績。近年特に顕著となっており、20年以降の6回では6頭が3着内に入っている。

このうち5頭に共通するのが「前走が共同通信杯or弥生賞」であり、5頭すべてが1番人気に支持されながら2~5着に敗れていた。これは決して悲観することではなく、皐月賞を見据えた上での、距離延長や関東遠征などの課題克服を目的として挑んだ前哨戦としてのレースであったことが一つの要因と考えられる。

今年、朝日杯5着以内からはカヴァレリッツォ、アドマイヤクワッズ、リアライズシリウスが参戦予定。出遅れなどもあって5着に敗れたリアライズシリウスが皐月賞の有力ローテと目される共同通信杯を制した点からも注目すべきグループといえそうだ。

<今年の注目馬>
アドマイヤクワッズ
・朝日杯FS3着
→前走弥生賞1番人気3着
・ノーザンF生産
・前走馬体重480kg

前走の弥生賞では、コーナー4つのレイアウトや2000mへの距離延長と明確な課題克服に挑んだ一戦。これまでとは一転、淀みない流れを先行して勝ち馬から0秒1差3着にまとめた内容は、本番への予行演習として高く評価できる。

弥生賞4着から本番を制した昨年のミュージアムマイルが証明した通り、ここでの敗戦は「一冠」へ向けた必要なプロセス。 同馬に続く朝日杯FS出走組の戴冠なるか、注目だ。

また、管理する友道康夫厩舎が送り出す「重賞勝ち馬」は、過去10年で【1-1-1-3】と半数が好走し、2年前にはジャスティンミラノで勝利。22年にはアドマイヤクワッズと同じ「朝日杯→弥生賞」ローテで臨んだドウデュースが3着に好走した点も心強い。

最後に蛇足とはなるが、この「友道厩舎×弥生賞ローテ」は過去10年で該当する3頭中3頭が皐月賞後にダービー馬へと輝いた“黄金条件”でもあった。先まで見据えても楽しみが大きい一頭だ。

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