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【かしわ記念】前走フェブラリーS組が近10年で6勝 割引材料少ないウィルソンテソーロが新王者へ

2026/05/05 06:00
菊池敬太
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春のダートマイル王決定戦

5日(火・祝)に船橋競馬場でかしわ記念(ダート1600m・JpnⅠ)が実施される。

船橋競馬最大のレースに、史上初の3連覇に挑むシャマルをはじめ、フェブラリーステークスを連覇したコスタノヴァ、帝王賞とJBCクラシックでJpnⅠを連勝したミッキーファイト、昨年の3歳ダート2冠馬ナチュラルライズ、地方勢では前哨戦の京成盃グランドマイラーズを勝ったジョージテソーロなど豪華メンバーが参戦。

まずは予想の前に過去10年のレース傾向を振り返っていく。


過去10年のかしわ記念,ⒸSPAIA
人気別成績,ⒸSPAIA


人気別成績では1番人気が【0-1-3-6】。2010年のエスポワールシチー以来、勝利がない。対して、2番人気は【7-0-0-3】とトップの成績で、続く3番人気は【1-0-4-5】複勝率50.0%。また、5番人気以下が6年連続で連対を果たしている。


所属別成績,ⒸSPAIA


所属はJRAが連対馬18頭(栗東18、美浦0)とリード。地方馬は2016年のソルテ(大井)が2着、2021年のカジノフォンテン(船橋)が1着だった。


年齢別成績,ⒸSPAIA


年齢は6歳馬が8連対でトップ。7歳馬が7連対で続き、5歳馬が4連対、4歳馬が1連対となっている。

実績面は連対馬20頭中10頭がダートGⅠ(JpnⅠ)勝ち馬。残る10頭のうち8頭にダート1600m以上の重賞勝ち、もしくはGⅠ(JpnⅠ)で3着以内の実績があった。また、3着以内に入った延べ30頭のうち19頭が前走フェブラリーステークス組だった。

連対馬の脚質は【逃げ6 先行8 差し6 追込0】。3着以内に入った30頭中21頭が4コーナーで4番手以内だった。


過去10年のかしわ記念,ⒸSPAIA


衰え知らずの7歳ウィルソンテソーロ

◎ウィルソンテソーロ
JpnⅠで2勝を挙げている7歳馬。ここ2戦のチャンピオンズカップとフェブラリーステークスでは、いずれも2着に敗れているが、差のないレース内容から衰えは感じない。

美浦所属馬は過去10年で連対実績がないが、7歳馬は7連対と好成績。さらに、前走フェブラリーステークス組は6勝をマークしている。船橋コースは昨年JBCクラシックで経験済みであり、先行・差しと自在に立ち回れるのは強み。マイナスデータが少なく、相性が良い左回りのマイル戦でJpnⅠ・3勝目を決める。

コスタノヴァ
昨年は1番人気で3着に敗退。今年も昨年同様にフェブラリーステークス1着から参戦する。

過去10年、同年のフェブラリーステークス優勝馬は【0-1-2-4】と勝ち星こそないが、複勝率は42.9%ある。また、8連対を誇る6歳馬であり、期間内4連対の2枠を引いた点はプラス。ダート1600mでは【5-1-1-0】と相性が良く、五分のスタートで立ち回れれば昨年の雪辱を果たすことができるはずだ。

ミッキーファイト
2025年の帝王賞とJBCクラシックの勝ち馬で、過去10年、複勝率31.8%と好成績の5歳馬。昨年末の東京大賞典は2000m適性の差で2着に敗れたが、クビ差に食らいつき能力を示した。

今年初戦だが、デビューから【7-2-2-0】の堅実ぶりで、鉄砲駆けも利くタイプ。ベストは1800mだが、昨年のフェブラリーステークス3着など1600mでも【1-0-1-0】と崩れていない。船橋開催だった2走前のJBCクラシックを勝っていることからコース適性は問題なく、当時のように好位から強気に動いてJpnⅠタイトルを狙う。

ほか、史上初の3連覇に挑むシャマルは、昨年6月にさきたま杯を勝った後は精彩を欠いており、4連覇を狙った黒船賞は10着と大敗している。今回は、全13勝中12勝を挙げる川須栄彦騎手に手綱が戻り、過去10年で最多タイ4連対の1枠を引いた。昨年同様に積極的な競馬ができればチャンスは十分にある。

ナチュラルライズは昨年の3歳ダート2冠馬。前走のフェブラリーステークスは13番手からしぶとく脚を伸ばして0秒8差まで押し上げた。前走フェブラリーステークス組はデータ的にプラスだが、左回りに不安を残すだけにスムーズに走れるかがポイントになる。

栗東所属の6歳馬ロードフォンスは昨年の4着馬。好走実績が1500m以下に集まっており、一線級相手にマイルでどこまで迫れるか注目したい。

ジョージテソーロは、転入後にフジノウェーブ記念で2着、続く京成盃グランドマイラーズで重賞初制覇を飾った。2021年のカジノフォンテンは同レースを制した勢いでかしわ記念を勝っており、連対実績のない浦和所属馬でも要注意だ。

《ライタープロフィール》
菊池 敬太
サンケイスポーツで南関東競馬を中心に予想とコラムを掲載。近況のレース内容や傾向、データのほか、現場取材などで集めた情報をもとに高配当を狙っている。

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