【しらさぎS】昨年覇者キープカルム、マイルCS2着馬エルトンバローズは消し ハイブリッド式消去法

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5つのデータから絞れた馬は?
宝塚記念を手堅い馬連的中で締めくくり、今週からは本格的に夏競馬期間へと突入する。予想するのは日曜阪神メインのしらさぎS。同時期に行われていたリステッド競走「米子S」を引き継ぐ形で昨年新設された古馬のマイル重賞だ。
その「米子S(※2024年は京都代替)」を含む過去10年のデータを用いて、複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップ。当てはまった馬を消していく。フルゲートを超える20頭が登録したが、府中牝馬Sにもエントリーしていて出否不明な馬が複数いるため、今回はそのまま全20頭を対象とする。
『前走8着以下』×『6歳以上』★2.9%★
まずはいつも通り、前走の着順が振るわなかった馬から削っていく。今回の対象は前走8着以下【5-5-2-54】複勝率18.2%。この数字自体はそう悪くないが、6歳以上のベテランに限定すると【0-1-0-33】で、複勝率は2.9%まで一気に下がった。
この項目で3頭が消去される。一昨年のマイルCSで2着だったエルトンバローズがいきなり脱落した。もともと使える上がりに限界値があるタイプで、近走はキレ負けを繰り返している。末脚比べになりやすい阪神外回りのマイルも、この馬に適した舞台とは言い難い。
【今年の該当馬】
・エルトンバローズ
・メイショウシンタケ
・メタルスピード
『距離延長』×『前走6番人気以下』★0.0%★
次は前走の距離について。前走で1400m以下のレースを使っていた距離延長組は【1-2-1-30】複勝率11.8%とやや苦戦傾向にある。とりわけ、前走時点で6番人気以下の低評価だと【0-0-0-26】と一度も馬券に絡めていない。
昨年の優勝馬キープカルムは前走が京王杯スプリングC(芝1400m)で6番人気。ここで消えた。安土城Sを人気薄で好走したスリールミニョン、同14着のシンフォーエバーも消す。
【今年の該当馬】
・キープカルム
・シンフォーエバー
・スリールミニョン
・(メイショウシンタケ)
『美浦所属馬』×『騎手乗り替わり』★0.0%★
続いて東西比較。そもそも美浦所属馬の出走自体が少ないレースだが、成績も【2-1-0-18】複勝率14.3%とイマイチ。栗東【8-9-10-86】同23.9%だから、量は仕方ないにせよ、好走確率でも見劣っている。
関東馬で連対した3頭スマイルカナ、ウインカーネリアン、チェルヴィニアはいずれもジョッキーが継続騎乗だった(加えて、3頭ともGⅠでの4着内歴があった)。乗り替わりなら【0-0-0-15】で、昨年7着レーベンスティールなど2番人気が3回あっていずれも圏外に沈んでいる。
騎手想定にしたがうと、ダービー卿CT2着サイルーン、M.デムーロ騎手が騎乗するテリオスララ、昨年の毎日杯を勝ったファンダムが新たに脱落する。ファンダムはその毎日杯こそ鮮烈だったが、古馬になって3着、12着、8着。前走は手応えよく先行した割に全く伸びず、不満の残る内容だった。
【今年の該当馬】
・サイルーン
・テリオスララ
・ファンダム
・(メタルスピード)
『前走4角8番手以下』×『キャリア19戦以上』★0.0%★
今度は前走脚質に注目する。前走で4角8番手以下から運んでいた差し追い込みタイプは【4-2-2-51】複勝率13.6%。決定的に悪いわけではないが、数字としては平均より見劣る。キャリア19戦以上消化していたベテランに限ると【0-0-0-31】で全滅だった。
これが通算22戦目のスイープアワーズ、同じく22戦目のブエナオンダが消えた。どちらもポジションをとって運べる馬ではなく、前がやり合ってくれるよう祈るしかない。
【今年の該当馬】
・(キープカルム)
・(サイルーン)
・スイープアワーズ
・ブエナオンダ
・(メイショウシンタケ)
『ノーザンF生産馬』×『前走馬体重480kg以上』★4.3%★
最後はおなじみの「生産者ネタ」。なんと、しらさぎS(米子S)ではノーザンファーム生産馬が【0-3-1-30】と未勝利で、複勝率11.8%と振るわない。たまには「天下のノーザン」に逆らってみたい。
また、生産者を問わずこのレースでは「小型馬有利」の傾向が見られる。具体的には、前走馬体重が479kg以下なら【5-4-7-35】複勝率31.4%、同480kg以上は【5-5-2-68】同15.0%だ。
両方が重なる「ノーザンF生産で前走時480kg以上だった馬」は【0-1-0-22】複勝率4.3%。これを5つ目の消去データとする。
消えるのはカズミクラーシュ、ショウナンアデイブ、スマートワイスの3頭。ショウナンアデイブはブリンカーを着けてから内容が上向いてはいるものの、前走のマイラーズC4着は展開に恵まれた部分が大きい。ほか2頭は昇級戦で、3勝クラスの勝ち方に重賞即通用というほどのインパクトは感じなかった。
【今年の該当馬】
・カズミクラーシュ
・ショウナンアデイブ
・スマートワイス
・(テリオスララ)
5つのデータを終えて、残るのはエコロアルバ、タガノエルピーダ、ファーヴェント、ファインライン、ベラジオボンド、ミニトランザットの6頭となった。
特に注目したいのはミニトランザット。前走のダービー卿CTは雨で外差しが優勢になったレースのなか、内枠から直線も内目を突いて一時先頭のシーンを作っていた。結果的には4着止まりだが、0.1秒差なら内容は勝ちに等しい。
馬券は6頭の3連複ボックス20点とする。人気のエコロアルバやベラジオボンドにほどよく穴馬も混ざり、バランスのいい結論になったのではないか。
《ライタープロフィール》
久保田大五郎
競馬歴14年目のアラサーおじさん。データを駆使した予想でロマン馬券を狙う。趣味は料理とプロ野球観戦。大のベイスターズファン。
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