【府中牝馬S】 前走を前目で連対した人気馬は複勝率56.3% 東大HCの本命はヴァルキリーバース

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斤量差激しい牝馬限定ハンデ戦
東京競馬場でGⅢ・府中牝馬Sが行われる。9番人気で福島牝馬Sを制したコガネノソラや、10か月休養明けの東風Sを勝ったヴァルキリーバース、ヴィクトリアマイルで6着と健闘したニシノティアモなど16頭が出走予定だ。
番組改編から2年目となる今回のレース。斤量は50.0kgから56.5kgと幅があるハンデ戦で、波乱の可能性も十分にありそうだ。果たしてどのような決着となるのか。昨年の同レースの他、同時期に開催されていた16~24年のエプソムCのデータも参照して検討する。
前有利、ローテ面では勢いある馬を

<6月の東京芝1800m重賞 条件別成績>
逃げ【0-1-3-6】勝率0.0%/連対率10.0%/複勝率40.0%
前走4角5番手以内から連対、かつ今回5番人気以内
【2-2-5-7】勝率12.5%/連対率25.0%/複勝率56.3%
同年に1800m3勝クラスを勝利
【1-1-2-4】勝率12.5%/連対率25.0%/複勝率50.0%
同時期の東京芝1800m重賞10回分を見てみると、まず脚質面では前有利の傾向がある。
逃げが【0-1-3-6】で複勝率40.0%。10頭とも6番人気以下ながら4頭が馬券に絡み、昨年のこのレースも斤量52.0kgのエリカヴィータが14番人気6着と健闘した。先行が【5-4-2-26】同29.7%、差し【5-4-5-63】同18.2%、追込【0-1-0-37】同2.6%。5番人気以内に絞っても、先行【4-3-1-6】同57.1%、差し【5-1-5-19】同36.7%、追込【0-1-0-5】同16.7%とやはり前有利だ。
前走脚質で見ても前にいた馬の方がよい。前走4角5番手以内だった馬は【4-4-9-46】複勝率27.5%。そこで連対していると【2-2-5-15】同37.5%で、5番人気以内に推されれば【2-2-5-7】同56.3%まで上昇する。ヴァルキリーバースにとっては追い風で、反対にエストゥペンダやコガネノソラは脚質面の傾向にそぐわない。
また、ローテーションの面では3勝クラスを勝ってから間もない馬が好走しているのが特徴だ。同年に3勝クラスを勝った馬は【2-2-4-22】で複勝率は26.7%だが、4、5着が計8回あって半分以上は掲示板を確保している。
その3勝クラス勝ちが1800mだと【1-1-2-4】。昨年は該当していた2頭、セキトバイーストとカナテープが1着、2着だった。
今年はウイントワイライト、エストゥペンダ、テリオスララ、ルージュソリテールが同年の3勝クラス勝ちを満たし、うちエストゥペンダとテリオスララが1800mでの勝ち上がりだ。どちらも世代の重賞で実績がある馬。好走しても不思議はない。
東京実績豊富、復帰戦の内容も優秀
◎ヴァルキリーバース
3歳時にはフリージア賞でダノンシーマ(阪神大賞典、目黒記念ともに3着)、フクノブルーレイク(スプリングS2着、新潟大賞典3着)らを下し勝利。フローラSでは後のオークス馬カムニャックの2着と東京実績は豊富だ。
前走の東風Sは約10か月の間隔があったが、ジョイフルニュース(福島牝馬S2着)やレガーロデルシエロ(エプソムC3着)らに勝利した。ハンデも他の重賞実績馬よりは軽めの55.5kgで、56.0kg以上が4頭いることを思えば相対的に恵まれている。マイルからの距離延長で前目のポジションも取れそうだ。死角はない。
◯ニシノティアモ
3歳時には同コースのスイートピーSでコガネノソラ(重賞2勝)とクビ差の2着がある。4歳6月から4連勝で福島記念まで勝利。そこで破った相手も前述のジョイフルニュースやエコロヴァルツ(次走中山記念で3着)など強かった。
中山牝馬Sで連勝は途切れたが、2着まではタイム差なし(ハナ、クビ、クビ差)。先行勢と内が有利な中、7枠で4角9番手、外を回される内容だった。前走のヴィクトリアマイルは6着だが、久しぶりのマイル戦で2番手を確保できた点を評価したい。実績ある1800m戻りで前進必至だ。
▲テレサ
ローズSではカムニャックの2着、走破タイムは1分43秒7と優秀な内容だった。近2走も小差で掲示板は確保。どちらも4角2桁順位の馬が台頭する差し有利な展開を先行して粘ったもので評価できる。1800m成績は【2-1-0-2】。馬券圏外の2回は前走と、出遅れたスイートピーS(4角12番手から6着)であり、適性面も十分。前有利の傾向も味方に残ってくれるのではないか。
以下ルージュソリテール、ビップデイジー、テリオスララまで印を回す。馬券は◎の単勝と、◎軸の馬連で勝負する。
▽府中牝馬S予想▽
◎ヴァルキリーバース
◯ニシノティアモ
▲テレサ
△ルージュソリテール
×ビップデイジー
×テリオスララ
《ライタープロフィール》
東大ホースメンクラブ
約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
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