SPAIA競馬
トップ>ニュース>【CBC賞】中京芝1200mは距離短縮組に好データ 前走フリーウェイS勝ちレッドエヴァンスに注目

【CBC賞】中京芝1200mは距離短縮組に好データ 前走フリーウェイS勝ちレッドエヴァンスに注目

2026/08/02 19:30
勝木淳
17年以降の中京芝1200mデータから見るCBC賞,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

東西互角の尾張決戦

関西圏の夏の開催順が小倉、中京に入れ替わり、重賞日程も前後した。CBC賞は8月に移り、サマースプリントシリーズ4戦目と中盤の位置づけになった。

こうなると、前走データは意味をなさない。今年も前走北九州記念組が大挙登録してきたが、北九州記念のデータに前走CBC組のデータが出てくるわけで、どうにもならない。

そこで今年もCBC賞の過去10年データは使わず、2017年~中京芝1200m、古馬オープン重賞29レースのコースデータを使用し、コース傾向に照らし合わせながら、有力馬を炙り出していく。


人気別成績,ⒸSPAIA


高松宮記念の舞台である中京芝1200mは波乱のイメージが強い。というか中京競馬場自体が第3場でもあり、荒れる雰囲気を感じる。

1番人気【7-5-2-15】勝率24.1%、複勝率48.3%はやや微妙なラインで、もう少し勝率が高ければ信頼度は高まるが、かといって人気は信用できないというほどでもない。2番人気【8-6-4-11】勝率27.6%、複勝率62.1%までは数字としてはそれなりの説得力をもつ。

一方で、3番人気【3-4-2-20】勝率10.3%、複勝率31.0%以下はほぼ人気順に推移していき、目立つような数字は見当たらない。


所属別成績,ⒸSPAIA


関西圏に位置づけられる中京競馬場だが、地理的には東西の中間地点の東海地方にあり、関東馬も小倉に比べれば遠征はしやすい。とはいえ、美浦から向かうのと栗東からとでは輸送時間には開きがある。

基本的には関西圏でもあり、栗東所属馬優勢だが、芝1200mの古馬オープン重賞のデータを見ると、美浦【7-6-9-102】勝率5.6%、複勝率17.7%、栗東【22-23-19-301】勝率6.0%、複勝率17.5%と確率上は拮抗している。

出走数が違いすぎるので、栗東所属馬が優位ではあるものの、あえて出走してくる美浦所属馬も決して軽くは扱えない。

重賞に絞ると、美浦所属馬は6勝、栗東所属馬は17勝。出走数が2.7倍以上違うことを考えると互角といえる。当レースを勝利した美浦所属馬には、高松宮記念連覇のサトノレーヴがおり、昨年の勝ち馬インビンシブルパパも該当する。


前走芝1200m組は好走馬が狙い目

北九州記念組は2着ジェニファー、4着イツモニコニコなど大挙出走してくる。前走ハンデ戦から今回もハンデ戦であり、ハンデキャッパーの評価の変化は力関係を読み解くヒントになるだろう。


前走距離別成績,ⒸSPAIA


コースデータの指標のひとつとして前走距離をとりあげる。前走同距離【20-14-20-270】勝率6.2%、複勝率16.7%、距離短縮【9-15-8-124】勝率5.8%、複勝率20.5%。距離短縮も2着が多いものの、健闘している。

スプリント戦は基本、同距離が強い傾向にあるが、向正面が短く、直線に急坂が待ち受けるというコース構造的にペースが上がりにくいため、短縮組も追走を苦にせず、後半に力を発揮しやすい。


前走芝1200m・着順別成績,ⒸSPAIA


まずは同距離をチェックする。前走着順に注目すると、前走2着【4-2-3-21】勝率13.3%、複勝率30.0%、4着【4-2-3-18】勝率14.8%、複勝率33.3%、5着【3-1-2-14】勝率15.0%、複勝率30.0%と掲示板以内の数字がいい。

やはり同距離は好走馬を素直に評価するのがよさそうで、6~9着になると、【3-4-3-70】勝率3.8%、複勝率12.5%と確率が落ちる。ちなみに今年と同じ日程だった昨年は函館SS4着インビンシブルパパ、同2着ジューンブレアのワンツーで、コースデータ通りだった。

連覇を目指すインビンシブルパパは函館SS10着からの参戦で、昨年ほどは強調できない。前年覇者のコース相性と底力に期待といったところか。



前走1400m・位置取り別成績,ⒸSPAIA


距離短縮組は前走1400m【7-11-5-89】勝率6.3%、複勝率20.5%に注目。その位置取りをみると、逃げ【0-1-1-4】複勝率33.3%、先行【4-2-1-30】勝率10.8%、複勝率18.9%と1400mでスピードを披露した馬の数字がいい。

中団になると【3-5-2-35】勝率6.7%、複勝率22.2%と2着の数字があがるのも特徴だ。フリーウェイS(3勝クラス)を好位から押し切ったレッドエヴァンスら先行勢も引けをとらない。



17年以降の中京芝1200mデータから見るCBC賞,ⒸSPAIA


《ライタープロフィール》
勝木 淳
競馬を主戦場とする文筆家。競馬系出版社勤務を経てフリーに。優駿エッセイ賞2016にて『築地と競馬と』でグランプリ受賞。主に競馬のWEBフリーペーパー&ブログ『ウマフリ』や競馬雑誌『優駿』(中央競馬ピーアール・センター)にて記事を執筆。Yahoo!ニュースオーサーを務める。『名馬コレクション 世界への挑戦』(ガイドワークス)に寄稿。

《関連記事》
【CBC賞】特別登録馬一覧
東大HCが中京芝1200mを徹底検証
川田将雅騎手は「芝重賞で単勝回収率140%」 現役最高の中京巧者を種牡馬、騎手別に徹底検証