【神戸新聞杯】二冠馬ロブチェンに勝率75%の強力データ ダービー6着アルトラムスは複勝率60%に該当

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歴代三冠馬の秋始動戦は
いよいよロブチェンが三冠にむけて始動する。歴代の牡馬三冠馬の秋初戦は【4-2-1-1】。4勝のうち3勝はシンボリルドルフ、ディープインパクト、コントレイルの無敗の三冠馬で、それ以外で秋初戦を勝ったのはオルフェーヴルしかいない。
ディープインパクト以降の三冠馬はすべて神戸新聞杯に出走し、勝利を収めて菊花賞へ向かっている。ロブチェンもこれに続くのか。
一方、無敗以外の歴代牡馬三冠馬は意外と秋初戦で敗戦を喫している。たとえ神戸新聞杯で先着を許したとしても、三冠に黄色信号とは言えない。とはいえ、負ければ必ず不安説が囁かれる。
ロブチェンの三冠を信じたい人は神戸新聞杯の結果で決して揺らいではいけない。セントライト、シンザン、ミスターシービー、ナリタブライアンは初戦を落としても菊花賞をきっちり仕留めた。秋初戦は勝っても負けても大丈夫。そう思ってもらえれば、ロブチェンも心が軽くなるのではないか。
データは中京芝2200mで行われた20~22、24年を含め、過去10年分を使用する。

1番人気【4-1-0-5】勝率40.0%、2番人気【4-2-1-3】勝率40.0%、複勝率70.0%が抜けた数字を残しており、軸不動の一戦。なんだかんだと上位人気馬は揺るがない。
複勝圏内も3番人気【1-3-3-3】勝率10.0%、複勝率70.0%までと非常に好走ゾーンが狭い。優先出走圏内に滑り込みそうな穴馬も実際、そこまで数字を残せておらず、かなり絞って馬券を組み立てたいレースだ。

上位人気馬が強力というデータを裏付けるように阪神施行限定の上がり順位別は1位【2-3-1-1】勝率28.6%、複勝率85.7%、2位【4-0-0-1】勝率、複勝率80.0%と好走馬の大半を占める。あっても3位【0-2-2-4】複勝率50.0%まで。決め手がなければ好走するのは難しく、先行勢がなかなかポジションの優位性を活かしきれない。
やはり阪神芝外回り2400mはタフなコースで、なおかつ動きにくい。結果的にスローの上がり勝負に持ち込んでしまい、切れ味特化型の実績馬に逆転されてしまう場面が目立つ。
良馬場ならダービー馬は負けない
ロブチェンのほかではダービー6着アルトラムス、14着エムズビギン、16着グリーンエナジーがおり、夏の小倉で2勝クラスを突破したナリタエスペランサなどが実績馬相手に権利獲得を狙う。

前走クラスではGⅠが【10-6-5-29】勝率20.0%、複勝率42.0%と抜けている。それも前走ダービーは【10-6-5-28】勝率20.4%、複勝率42.9%。ダービー組は絶対といってもいいほど強力だ。

ダービーの着順内訳は1着【3-0-0-1】勝率、複勝率75.0%。唯一シャフリヤールが4着に敗れたが、このときは中京の不良馬場で、馬場適性の差が出てしまった印象がある。神戸新聞杯が良馬場なら【3-0-0-0】。当日、雨が降らなければそうそうひっくり返らない。
2着以下掲示板以内は【4-4-0-6】に対し、6~9着【1-0-3-6】勝率10.0%、複勝率40.0%、10着以下【1-2-2-15】勝率5.0%、複勝率25.0%。できれば9着以内がよく、アルトラムスは3着以内なら現実的だろう。
10着以下も悲観するほどではなく、2、3着は考えられる。ダービー組で3着以内独占という場面もあっていい。

ダービーでの上がり順位別成績を見ると、1位が【4-0-0-2】勝率、複勝率66.7%と圧倒的で、2位【1-1-1-2】勝率20.0%、複勝率60.0%、3位【0-1-0-1】複勝率50.0%とダービーでしっかりと決め手を発揮した馬は崩れない。
上がり3F3位ロブチェンに対し、逆転まであるとするなら、上がり3F2位を叩き出したアルトラムスだろう。毎日杯の勝ち馬であり、阪神外回りとの相性もいい。問題は阪神の2400mという距離だろう。
シンザン記念を走っていた馬であり、長い距離だとどうしても位置を下げて直線勝負に賭けるしかない。前にいるロブチェンをとらえられるかどうか。タイミングや展開も考えて、その可能性についてじっくり考えてみたい。

《ライタープロフィール》
勝木 淳
競馬を主戦場とする文筆家。競馬系出版社勤務を経てフリーに。優駿エッセイ賞2016にて『築地と競馬と』でグランプリ受賞。主に競馬のWEBフリーペーパー&ブログ『ウマフリ』や競馬雑誌『優駿』(中央競馬ピーアール・センター)にて記事を執筆。Yahoo!ニュースオーサーを務める。『名馬コレクション 芦毛の怪物たち』(ガイドワークス)に寄稿。
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