【毎日王冠】同年皐月賞組は複勝率80% “距離短縮歓迎”リアライズシリウスを東大HCは本命視

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GⅠへと続くスーパーGⅡ
東京競馬場でGⅡ・毎日王冠が行われる。2年連続2着のホウオウビスケッツや、3年前の勝ち馬エルトンバローズら古馬と、世代GⅠで結果を残したリアライズシリウスやライヒスアドラー、アドマイヤクワッズといった3歳馬3頭が激突。17頭が出走予定だ。
2026年秋の東京開催が始まる。天皇賞(秋)などのGⅠに向けた前哨戦として選ばれることの多いスーパーGⅡに、今年も骨太のメンバーが揃った。果たして次走以降に弾みをつけるのはどの馬か。過去10年のデータから検討する。
3歳馬とマイル実績のある古馬を

<毎日王冠 年齢別の好走データ>
■3歳
全体成績【5-1-1-10】勝率29.4%/連対率35.3%/複勝率41.2%
皐月賞出走【2-1-1-1】勝率40.0%/連対率60.0%/複勝率80.0%
ダービーで9着以内【3-1-1-2】勝率42.9%/連対率57.1%/複勝率71.4%
■4歳以上
同年マイル重賞で3着以内【2-5-3-11】勝率9.5%/連対率33.3%/複勝率47.6%
毎日王冠は3歳馬と古馬が激突する構図となりやすいが、優勢なのは3歳馬。それぞれのデータをチェックする。
3歳馬の全体成績は【5-1-1-10】複勝率41.2%。半数の5勝を占め、勝率29.4%は4歳以上(勝率5.0%)に対して約6倍だ。人気別では、4番人気以内が【5-1-1-3】複勝率70.0%。1番人気は【4-0-1-1】で複勝率83.3%、単勝回収率は150%だ。
春の戦歴で分けると、皐月賞出走馬が【2-1-1-1】で、その3着以内馬はどちらも勝利している(19年ダノンキングリー、20年サリオス)。ダービー出走馬は【3-1-1-5】で、2桁着順を除くと【3-1-1-2】複勝率71.4%。王道路線で結果を残した馬が中心だ。
今回はリアライズシリウス、ライヒスアドラーが本線。一方、NHKマイルC組は【1-0-0-4】で全て人気以下の着順(21年1着シュネルマイスターは1番人気)であり、アドマイヤクワッズは少し落ちる。
次に4歳以上について。全体成績は【5-9-9-78】で複勝率22.8%。こちらは3歳馬と異なり、マイルで結果を出した馬が中心だ。同年にJRA重賞3着以内があった馬のうち、その距離別では1600mが【2-5-3-11】複勝率47.6%、1800mが【2-2-1-14】同26.3%、2000m以上が【0-4-2-21】同22.2%だった。
また、その1600m重賞で好走した際の脚質別成績で見ると、逃げ先行【1-2-0-6】複勝率33.3%、差し【1-2-2-5】同50.0%、追込【0-1-1-1】同66.7%(※複数の脚質で好走した馬は都度集計)。毎日王冠自体は前有利だが、マイルでは差して好走してきた馬が好成績となっている。
ほか、東京マイルの古馬GⅠ(ヴィクトリアマイル、安田記念)はレベルが高く、4~9着馬が【2-1-3-9】で複勝率40.0%。好走していなくてもチャンスはある。セイウンハーデス、ドラゴンブーストにも注目したい。
適した距離に戻って
◎リアライズシリウス
同コースの共同通信杯は世代屈指のハイレベル戦で、後の二冠馬ロブチェンら相手に勝利。皐月賞では番手追走で2着、レコードタイムから0秒2差で走破している。
ダービーは3着馬に進路を阻まれながら0秒4差の7着。マイル重賞を制しているように距離はもう少し短い方が良さそうで、今回の短縮は大歓迎。3歳馬の中で最も信頼が置ける。
◯サトノシャイニング
世代重賞では同コースの東スポ杯2歳Sでクロワデュノールの2着、同距離のきさらぎ賞勝利がある。皐月賞5着、ダービー4着とGⅠでも力を示し、昨年の毎日王冠は3着と古馬にも通用していた。
そこから10か月空いた復帰戦の中京記念は3着。内枠有利のなか6枠から健闘し、走破時計1分31秒3と高速決着にも対応できた。距離延長でスムーズに先行できそうで、このメンバー相手でも前進可能と見る。
▲ライヒスアドラー
昨年の東スポ杯2歳Sでパントルナイーフ(ダービー2着)、ゾロアストロ(重賞2勝)の3着。皐月賞でも3着に入った。ダービーは距離が長く、先行勢には少しつらい展開だった。
前走の佐渡S(3勝クラス)は1番人気に応えて勝利した。古馬との対戦経験があるのはプラスだが、上がり32秒7を使ったとはいえ強引な騎乗(斜行して3頭に被害)による部分があっての勝利で、力の差を見せつけたとまでは言えない。その点でこの評価とした。
以下セイウンハーデス、ドラゴンブーストまで印を回す。馬券は◎-◯のワイド、◎◯2頭軸の3連複で勝負する。
▽毎日王冠予想▽
◎リアライズシリウス
◯サトノシャイニング
▲ライヒスアドラー
△セイウンハーデス
×ドラゴンブースト
《ライタープロフィール》
東大ホースメンクラブ
約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
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