【菊花賞】4億円ホース、本領発揮の時 ダノンヒストリーを多数の好データが後押し

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史上9頭目の三冠馬誕生か、それとも…
25日に京都競馬場で行われる菊花賞(GⅠ)。今年の注目は、何と言ってもロブチェンによる“三冠”への挑戦だろう。
キャリア6戦5勝。敗れたのは今年2月の共同通信杯(GⅢ)だけ。皐月賞(GⅠ)は逃げてレコード勝ち、日本ダービー(GⅠ)は控えて差し切りと自在なレースぶりで偉業に王手をかけた。
この秋も前哨戦の神戸新聞杯(GⅡ)をきっちりと勝ち切り、2020年のコントレイル以来となる史上9頭目の三冠馬誕生へ、期待が高まっている。
しかし、舞台は淀の3000m。今年も全馬が未知の距離への挑戦となるだけに、一筋縄ではいかない。難解なクラシック最終戦を攻略するヒントはどこにあるのか。ここでは、阪神開催時も含めた過去10年のレースデータを基に傾向をあぶり出し、注目データと推奨馬まで紹介していく。
★人気

1番人気が最多の4勝、複勝率60.0%と安定。次いで2番人気が2勝、連対率50.0%は全体トップ。4番人気も2勝で複勝率50.0%と、基本的には上位人気が強い。
とはいえ、7番人気も【1-1-1-7】で複勝率30.0%。10番人気以下も複勝率こそ4.5%だが、【0-1-3-85】と4頭が馬券に絡んでいる点には注意したい。
★所属

舞台は関西ながら、美浦所属馬が【6-3-2-47】勝率10.3%、連対率15.5%、複勝率19.0%とすべてにおいて優勢。栗東所属馬は出走数こそ多いものの、勝率は3.3%に留まっている。
とくに京都競馬場リニューアル以降の3回では美浦【3-2-1-14】勝率15.0%、複勝率30.0%に対し、栗東【0-1-2-30】複勝率9.1%とその差は歴然。押さえておきたい傾向だ。
★キャリア

キャリア3戦~7戦が複勝率20%超。9戦以上となると【0-1-0-43】複勝率2.3%で、基本はキャリアの浅い馬が好成績だ。
とくにキャリア5戦以下は【4-2-1-26】勝率12.1%を誇り、一発の魅力を秘める。コンジェスタス(5戦)やダノンヒストリー(4戦)らが三冠阻止の候補として浮上する。
★前走クラス

前走GⅡ組は【7-7-5-87】勝率6.6%、複勝率17.9%で、大半は前哨戦が占めている。内訳は神戸新聞杯組が【4-3-3-51】、セントライト記念組が【3-3-2-32】。勝利数や馬券圏内の頭数は神戸新聞杯組が上回るが、好走率で見ると神戸新聞杯組の勝率6.6%、複勝率16.4%に対し、セントライト記念組は勝率7.5%、複勝率20.0%と逆転する。
ただし、神戸新聞杯組も勝ち馬に限れば【2-1-1-3】勝率28.6%、複勝率57.1%と優秀な成績。ロブチェンにとっては心強いデータだ。
★前走着順

前走連対馬が【8-6-9-70】と馬券圏内の大半を占めており、前走で好走していることが重要な要素となっている。
前走4着以下は【1-1-1-62】勝率1.5%、複勝率4.6%とかなり低調。当日3番人気以内であっても【0-0-0-3】で、巻き返すのは困難だ。今年はダービー3着馬のバステールや同4着のゴーイントゥスカイ、皐月賞4着馬アスクエジンバラといった実力馬が前哨戦で4着以下に敗れている。この逆境を乗り越えることができるだろうか。
幼駒時代の評価に注目
このほか、今年の菊花賞では以下の条件を注目データとして取り上げる。

近年の菊花賞において、無視できないファクターとなりつつあるのが「市場取引価格」。セールで2億円以上の高値がついた期待馬が【2-2-1-4】勝率22.2%、複勝率55.6%と活躍を見せているのだ。
これを「前走3着以内」で絞り込むと、【2-2-1-2】で勝率28.6%、複勝率は71.4%まで上昇。サトノダイヤモンドやワールドプレミアが勝利を挙げたほか、昨年もエリキングが2着に好走している。
<今年の注目馬>
ダノンヒストリー
・美浦所属
・キャリア4戦
・前走1着
・セレクトセール4億2900万円(税込)
美浦・堀宣行厩舎が管理するエピファネイア産駒の3歳牡馬。2024年のセレクトセールで4億円超の値段がついた期待馬で、昨年6月の新馬戦(東京芝1800m)では1分46秒8という驚愕の時計でデビュー勝ち。その才能を証明してみせた。
ところが、その後は気性難に苦しみ、東スポ杯2歳Sで7着に敗れると、3歳春は全休を余儀なくされた。それでも、夏の北海道で芝2600mの条件戦を連勝し、どうにかクラシック最終戦には間に合った。
鞍上には過去10年の菊花賞で【5-2-0-2】、2023年ドゥレッツァから3連覇中のC.ルメール騎手を確保して態勢は万全。三冠阻止の最有力候補はこの馬だ。
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