【京王杯2歳S】前走OP以上が過去10年で8勝 ブルージェイ、フレイコンらクローバー賞組が魅力
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【京王杯2歳S】前走OP以上が過去10年で8勝 ブルージェイ、フレイコンらクローバー賞組が魅力

2026/11/01 18:00
勝木淳
過去10年のデータから見る京王杯2歳S,ⒸSPAIA

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大切なのは経験値、キャリア2、3戦が中心

11月に東京で行われる2歳重賞といえば、クラシックに直結する東京スポーツ杯2歳Sが注目されるが、京王杯2歳Sもなかなかの出世レースだ。ここ10年でもタワーオブロンドン、パンジャタワーがGⅠ馬になり、ダイヤモンドノットは重賞3勝、オオバンブルマイはゴールデンイーグルを勝利した。

やはり、2歳秋に東京の重賞を勝つのは好素材だからであり、たまたまでは勝てない。将来のスプリンターやマイラー、さらに1400mのスペシャリストも混在し、なかなか面白いメンバーが集まってくる。勝ち馬が将来どの路線で花を咲かせるのか、そんな視点でみるとさらに興味深くなる。

ここからは過去10年分のデータを使用して、今年の京王杯2歳Sを展望する。


人気別成績,ⒸSPAIA


1番人気は【4-2-0-4】勝率40.0%、複勝率60.0%とまずまず人気に応えるものの、2番人気【2-0-0-8】勝率、複勝率20.0%、3番人気【1-1-1-7】勝率10.0%、複勝率30.0%と続き、上位人気独占という場面は考えにくい。

また、8番人気【2-2-0-6】勝率20.0%、複勝率40.0%のように人気薄の割り込みもありうるため、柔軟に幅広く候補を取り入れた馬券で、少し高めの配当をとりにいくイメージでいい。


キャリア別成績,ⒸSPAIA


キャリア別でみると、1戦【2-1-1-16】勝率10.0%、複勝率20.0%と勝率は高いものの分母が少ない。中心は2戦【4-4-4-36】勝率8.3%、複勝率25.0%、3戦【3-4-3-32】勝率7.1%、複勝率23.8%のゾーンだ。4戦【1-1-2-13】勝率5.9%、複勝率23.5%まで含めると、ある程度の経験値が必要。1400mという距離も影響しているだろうか。

注目は1400m適性

今年のメンバーではブルージェイ、フレイコンのクローバー賞連対組、カンナSを勝ったジオパークカツキが実績上位の存在。いずれも1400m適性がカギになりそうだ。


前走新馬1着・位置取り別成績,ⒸSPAIA


ひとまず、前走新馬1着の1戦1勝馬について掘り下げる。ここは傾向がはっきりしており、逃げ【0-0-0-4】、差し【0-0-0-5】に対し、先行が【2-1-1-7】勝率18.2%、複勝率36.4%と優勢だ。

スピードも大切だが、ポジションを取ったうえで折り合い、脚を溜められるセンスを評価しよう。阪神芝1200mを好位から押し切ったインパルスドライブは有力だろう。


キャリア2戦~・前走クラス別成績,ⒸSPAIA


キャリア2戦以上はオープン・L組【4-2-2-19】勝率14.8%、複勝率29.6%、GⅢ組【4-5-3-23】勝率11.4%、複勝率34.3%が中心。未勝利は【0-2-2-31】複勝率11.4%で、よりレベルが高いレースでの経験値が大切だ。


前走OP/L・距離別成績,ⒸSPAIA


前走オープン・L組は距離に注目。1400m【3-1-0-9】勝率23.1%、複勝率30.8%に対し、距離延長【0-1-1-9】複勝率18.2%、距離短縮【1-0-1-1】勝率33.3%、複勝率66.7%と距離短縮に分がある。延長に当てはまるジオパークカツキよりブルージェイ、フレイコンのクローバー賞組がいい。

クローバー賞の序盤は6.9-11.3-11.7-11.8と、距離のわりにやや突っ込んで入り、後半4Fは12.0-11.8-11.7-12.1と時計がかかった。決して軽い競馬ではなく、東京芝1400mでどう出るか微妙だが、底力勝負になればこの経験値が生きてくるのではないか。

前走新潟2歳S組は【0-1-0-4】複勝率20.0%。2020年ロードマックスが7着から2着に巻き返しており、マイル戦で上手くいかなかった馬が距離短縮で一変するイメージだろうか。いずれにせよ距離経験は大切であり、1400mでハマる馬を探していきたいところだ。


過去10年のデータから見る京王杯2歳S,ⒸSPAIA


《ライタープロフィール》
勝木 淳
競馬を主戦場とする文筆家。競馬系出版社勤務を経てフリーに。優駿エッセイ賞2016にて『築地と競馬と』でグランプリ受賞。主に競馬のWEBフリーペーパー&ブログ『ウマフリ』や競馬雑誌『優駿』(中央競馬ピーアール・センター)にて記事を執筆。Yahoo!ニュースオーサーを務める。『名馬コレクション 芦毛の怪物たち』(ガイドワークス)に寄稿。

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