SPAIA競馬
トップ>ニュース>【ファルコンS】波乱必至の難解な一戦 “穴馬3箇条”を突破した激走候補は?

【ファルコンS】波乱必至の難解な一戦 “穴馬3箇条”を突破した激走候補は?

2026/03/18 17:00
逆瀬川龍之介
ファルコンS 激走馬の共通点,ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

直近10年で3連単2万円超が9回

芝の短距離戦かつ頭数も揃いやすい一戦とあって、とにかく波乱の傾向が強いファルコンステークス。直近10年の3連単の配当を見ても、うち9回が2万円以上。ここ4年に限ると23万9540円→83万2950円→6万9450円→14万7530円だから、大荒れが続いている。

そこで今回は、2020年以降に単勝オッズ10倍以上で馬券圏内に食い込んだ9頭をチェック。共通項を見つけ出し、今年の高配プレゼンターを指名したい。

■先行力
開幕2週目(※20年のみ3週目)に行われるレースだけに、相応のスピードが求められる。それを測る絶好のモノサシとなるのが先行力だ。

上述した該当9頭は例外なく4角3番手以内での勝利経験があり、うち7頭は前走でも4角5番手以内だった。

<今年の該当馬>
(4角3番手以内での勝利経験あり、かつ前走4角5番手以内)

・アスミル
・エイシンディード
・ダイヤモンドノット
・タガノアラリア
・テルヴィセクス
・ハッピーエンジェル
・フォーゲル
・プリンセスモコ
・プルヴォワール
・マーゴットブロー
・メイクワンズデイ

■馬体重
大型馬が強いのもファルコンSの特徴。ひとつの目安となるのが、馬体重が460kg以上あるかどうかだ。

該当9頭を見ても、2025年の3着馬リリーフィールドを除いた8頭がクリアしていた。ちなみに、近10年の馬券圏内30頭を見ても、460kg未満は4頭だけとなっている。

<今年の該当馬候補>
(前走馬体重460kg以上)

・アスミル
・スターオブロンドン
・ダイヤモンドノット
・タマモイカロス
・タヤスロレンヌ
・テルヴィセクス
・トライアンフパス
・ピエドゥラパン
・フォーゲル
・マーゴットブロー
・マルガ
・メイクワンズデイ

■ダンジグの血
近年のファルコンSでは、名種牡馬ダンジグ(Danzig)の血が生きる。驚くべきことに、該当9頭のうち22年以降の7頭は例外なく同馬の血を持っていた。

ダンジグは豊富な筋肉量が特徴で、スピードとパワーが持ち味。それだけに急坂のある芝短距離に適性があるのは自明の理で、ファルコンSとの相性の良さは決して偶然ではないはずだ。

<今年の該当馬>
(5代前までにダンジグの血を引く馬)

・アスミル
・カフェラバー
・スターオブロンドン
・タイセイアストロ
・タマモイカロス
・フクチャンショウ
・プルヴォワール
・マーゴットブロー
・マルガ

穴男の手腕にも期待

3つの関門を全て突破したのはアスミルとマーゴットブローの2頭だが、より推したいのは実績上位のアスミルだ。

前走のマーガレットSでは6着に崩れたが、これは初の1200mが堪えた印象。1400mでは【2-2-0-2】の好成績。前々走のクロッカスSでもゴール前で気の悪さを見せながら0秒2差の4着だから、重賞でも通用する力を秘めている。先月のシルクロードSを16番人気のフィオライアで制するなど、穴男として定評のある太宰啓介騎手の手腕にも期待したい。

相手はエイシンディード、ダイヤモンドノット、タガノアラリア、タマモイカロス、フォーゲル、マーゴットブロー、マルガの7頭。マーゴットブローが絡めば大波乱となることは間違いないので、この組み合わせは必ず押さえておきたい。

《ライタープロフィール》
逆瀬川龍之介
国内の主要セール、GIのパドックはもちろん、時には海外のセリにも足を運ぶ馬体至上主義のライター。その相馬眼を頼りにする厩舎関係者、馬主は少なくない。一方、マニアック、かつ実用的なデータを駆使して、ネット媒体や雑誌などにも寄稿するなど、マルチな才能を持っている。

《関連記事》
【ファルコンS】過去10年のレースデータ
【ファルコンS】距離短縮組、京王杯2歳Sの好走馬を狙え 好データ多数のダイヤモンドノットが中心
川田将雅騎手は「芝重賞で単勝回収率140%」 現役最高の中京巧者を種牡馬、騎手別に徹底検証