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【しらさぎS】高配当を呼ぶ「テン乗り」 激走条件そろったファインライン

2026/06/17 17:00
逆瀬川龍之介
しらさぎS(米子S含む)好走傾向と注目馬,ⒸSPAIA

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昨年は3連単50万円超えの高配当

今年で2回目のしらさぎSは、同距離の安田記念から2週後という施行時期もあって一流馬不在の混戦模様だ。実際、昨年は3連単50万円超えの高配当。さらに前身の23年米子Sも3連単120万円超えを記録しており、阪神開催時は2回連続で大荒れとなっている。今年も人気薄の台頭には警戒したい。

そこで米子Sがサマーマイルシリーズに組み込まれた20年以降に絞り、阪神で行われた全5回のレース傾向をチェック。3つの好走条件を紹介しつつ、今年の激走候補をピックアップしたい。

■4、5歳:計4勝
結論から言えば、若い馬が優勢だ。3歳の【1-0-0-1】はサンプル数が少な過ぎるので置いておくとして、4、5歳は【4-3-5-26】複勝率31.6%で、勝ち馬が4頭出ている。

内訳は4歳が【2-2-2-14】複勝率30.0%、5歳が【2-1-3-12】同33.3%なので五分。ただ、好走した馬を見ると、前者は人気馬、後者は伏兵が中心となっている点には注意が必要だ。一方、6歳は【0-2-0-20】複勝率9.1%なので押さえまで。そして7歳以上は人気薄中心とはいえ【0-0-0-14】なので、さすがに手を出しづらい。

■阪神で3着以内実績あり:13頭が3着以内
馬券に絡んだ延べ15頭のうち、実に11頭に阪神での勝利経験(1頭はダート)、そして13頭に同じく3着以内の経験があった。中でも際立ったものを挙げると、21年1着ロータスランドは当時、阪神芝で【3-1-0-1】の超が付く好成績。そして22年2着カイザーミノルは特別2勝に加えてマイラーズC(阪神開催の21年)で3着の実績があった。

ちなみに例外は22年1着ウインカーネリアンと25年2着チェルヴィニアの2頭だが、前者は後のスプリンターズSの勝ち馬、後者は前年の二冠牝馬だった。それぐらいの大物でない限り、阪神実績のない馬は評価を下げて良さそうだ。

■テン乗り:単勝20倍以上の5頭が3着以内
北海道開催が始まったタイミングということもあるのか、単勝20倍以上で馬券に絡んだ6頭のうち、実に5頭が乗り替わり、しかも全馬がテン乗りだった。常識的にはプラスとは思えない初騎乗だが、このレースに限っては買い材料となる。

条件合致のオススメ馬は2頭

以上、3つのファクターからファインラインとミニトランザットの2頭をピックアップしたい。中でも穴党にオススメはファインラインだ。

昇級戦だった前走のマイラーズCは15着に終わったが、着差は僅かに0秒6。馬群の中で折り合いを欠くシーンがあったことを考慮すれば、そこまで悲観する内容ではなかった。いや、むしろこの大敗で人気を落とすのであれば、プラス材料と捉えたいぐらいだ。

今回と同じ阪神マイルでは、前々走の岸和田S(3勝クラス)を鮮やかに差し切り。コース適性も大きな後押し材料となることは言うまでもない。テン乗りの小崎綾也騎手は、頭脳的なレース運びに定評あり。人馬一体となった走りで穴党を喜ばせてくれるはずだ。

馬券はファインラインの単複と馬連流し。そして3連複はミニトランザットとの2頭軸流し。こちらも阪神マイルのチャーチルダウンズCで3着の実績あり。舞台好走歴のある2頭がそろって馬券圏内に突入となれば、少し早めのボーナスとなるに違いない。

《ライタープロフィール》
逆瀬川龍之介
国内の主要セール、GIのパドックはもちろん、時には海外のセリにも足を運ぶ馬体至上主義のライター。その相馬眼を頼りにする厩舎関係者、馬主は少なくない。一方、マニアック、かつ実用的なデータを駆使して、ネット媒体や雑誌などにも寄稿するなど、マルチな才能を持っている。

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