【オールカマー】“中山適性高い”レガレイラの巻き返しに期待 「前走国内GⅠ組」は好走率トップ
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【オールカマー】“中山適性高い”レガレイラの巻き返しに期待 「前走国内GⅠ組」は好走率トップ

2026/09/15 17:00
貴シンジ
オールカマー 前走クラス別成績(過去10年),ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

3つのファクターから推奨馬を見つけ出す

今回は9月20日(日)中山競馬場で行われるオールカマーについて下記3つのファクターを組み合わせる、コンプレックスアナライズで分析を行っていく。

・レースの好走馬及び凡走馬の共通項を探る「重要データ」
・目には見えない上積みを探る「前走内容」
・適性と素質を知るための「血統評価」

特別登録のあった13頭を検討対象とし、過去10年のデータを使用する。

重要データ:前走GⅠ組が活躍

前走クラス別成績,ⒸSPAIA


オールカマーは中山競馬場の名物重賞で別定戦ということもあり、毎年様々なローテーションの馬が出走してくる。ただレース全体の単勝回収率は51%、複勝回収率も62%と堅い部類の重賞で上がり馬への期待よりも実績馬の実力が勝っている印象だ。

そんなレースで重要視したいデータが前走クラス別成績だ。まず前走3勝クラスの馬は【0-1-0-2】で母数は少ないものの連対が1度ある。OP・L組は【0-0-2-15】で複勝率は11.8%だ。

以降はクラスが上がっていくごとに複勝率も上がっていく。GⅢからの馬は【4-2-1-37】で複勝率15.9%、GⅡからの馬は【0-3-4-20】で勝ち馬こそいないものの複勝率は25.9%ある。

なかでも注目したいのが前走国内GⅠ組で、【5-3-2-23】勝率15.2%、複勝率30.3%と最も高い。今回、人気の中心は前走GⅠ組となりそうだが、あまり逆らわない方が良い。

【前走国内GⅠの出走予定馬】
・コスモキュランダ
・ジューンテイク
・レガレイラ


前走内容:レガレイラの宝塚記念

レガレイラの前走は宝塚記念7着。今回、同レースから4着のコスモキュランダと8着のジューンテイクが出走予定。内容についておさらいしておく。

まず当日は雨の影響で馬場のコンディションが悪く重馬場だった。経済コースの内側を通った方が良いような状況で、レガレイラは後方の外を追走。1000m通過は60秒3と重馬場を考えればミドルペースで進んだが、外々を回るロスは大きかった。

また宝塚記念が年明け初戦だったことも大きく、パドックから休み明けの余裕が残っているようにも見えた。道悪の条件も合っておらず、良馬場であれば結果は変わっていただろう。

本馬に先着したコスモキュランダは道悪適性が非常に高い。また、同馬は不器用なタイプなだけにハナを取れたことも大きかった。今回、良馬場であれば実力ではレガレイラが上とみる。

血統解説:レガレイラ

レガレイラの血統表,ⒸSPAIA


・レガレイラ
日本での牝祖は3代母ウインドインハーヘア。ディープインパクト、ブラックタイドなどを輩出している名繁殖だ。母ロカは芝9Fで1勝しかできなかったが、芝8FのクイーンC(GⅢ)で3着に好走。また、阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)でも1番人気に支持されるなど、早期から期待される完成度の高い馬だった。

このファミリーは持続性能とスタミナに優れたタイプが多い。本馬も父がスワーヴリチャードのためスタミナがより強化されており、3歳牝馬で有馬記念を勝利した。

本馬はストライドが広く、大箱コース向きに思えるが、しなやかな切れ味が武器の馬。そのため、すぐにトップスピードに持っていける器用さがあり、小回りコースの直線でも問題ない。

また、早く動き過ぎると持続性能ではコスモキュランダに劣るため負けてしまう可能性もある。しかし、共に昨年のオールカマーを制し、GⅠも2度勝利した戸崎騎手とのコンビならば心配無用だ。

Cアナライズはレガレイラを推奨

今回のCアナライズはレガレイラを推奨する。前走はコスモキュランダに先着を許したが、同馬にとってはかなり展開が向いており、レガレイラには厳しい条件が揃い難しかった。

今回も雨が降り馬場が渋れば、コスモキュランダにチャンスが巡ってくる可能性はあるが、前走内容や血統面から考えて本馬に不安はない。

《ライタープロフィール》
貴シンジ
競馬ライター。サラブレッドの血統をファミリー中心に分析する牝系研究家。3つのファクターから構築する「コンプレックスアナライズ」を駆使して競馬予想を行う。WEBサイト『ウマフリ』で「牝系図鑑」も連載中。競馬予想のほか商業誌での執筆、一口馬主クラブ募集馬やセリ馬の血統分析、血統の魅力の伝承、繁殖牝馬の配合提案などを独自の切り口から行う。

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