【オールカマー】「リピーター」と「牝馬」、いずれも満たすレガレイラに熱視線 血統から浮上した激走候補は?
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【オールカマー】「リピーター」と「牝馬」、いずれも満たすレガレイラに熱視線 血統から浮上した激走候補は?

2026/09/17 06:00
坂上明大
オールカマーの血統と傾向,ⒸSPAIA

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傾向解説

中山芝2200m(外回り)を舞台に行われるオールカマー。特殊なコースレイアウトで施行されるため、中山芝2200m巧者には要注意の一戦です。

同コースで行われる重賞競走はセントライト記念、アメリカジョッキークラブカップ、オールカマーの3レース。古馬重賞の2つはともに別定戦のためリピーターが走りやすく、素直にコース実績を信頼していい舞台といえるでしょう。

■近年の中山芝2200m重賞で複数回好走した主な馬
・タンタアレグリア
 (2017年AJCC1着/2017年オールカマー3着)
・アルアイン
 (2017年セントライト記念2着/2018年オールカマー2着)
・ミッキースワロー
 (2017年セントライト記念1着/2018年AJCC2着/2019年オールカマー2着)
・ダンビュライト
 (2018年AJCC1着/2018年オールカマー3着)
・グレイル
 (2018年セントライト記念3着/2019年オールカマー3着)
・ステイフーリッシュ
 (2020年AJCC2着/2020年オールカマー3着)
・ウインキートス
 (2021年オールカマー2着/2022年オールカマー3着)
・ローシャムパーク
 (2022年セントライト記念3着/2023年オールカマー1着)
・レーベンスティール
 (2023年セントライト記念1着/2024年オールカマー1着)
・ドゥラドーレス
 (2025年オールカマー2着/2026年AJCC2着)

また、オールカマーは牝馬の好成績が目立つレース。出走頭数が異なるため好走数自体は牡馬の方が多いですが、好走率では牝馬が圧倒。古くから“夏は牝馬”と言われていますが、本レースに限らず6~9月は軽視できない馬券格言です。


性別成績(過去10年),ⒸSPAIA


<性別成績>
牡・セン【5-8-9-88/110】
勝率4.5%/連対率11.8%/複勝率20.0%/単回収率20%/複回収率51%

牝【5-2-1-12/20】
勝率25.0%/連対率35.0%/複勝率40.0%/単回収率222%/複回収率119%
※過去10年

血統面での注目はSilver Hawk。過去10年では2016年ゴールドアクター、2021年ウインマリリン、2022年ジェラルディーナという3頭の勝ち馬を出しており、一昨年3着馬リカンカブール(12番人気)もSilver Hawk内包馬です。

また、Silver Hawkの血を持つ馬はAJCCでも多くの人気薄好走馬を輩出しており、2018年3着マイネルミラノ(8番人気)、2019年3着メートルダール(5番人気)、2020年2着ステイフーリッシュ(5番人気)、2023年1着ノースブリッジ(4番人気)が該当。母父にSilver Hawkの血を持つシルバーステートの産駒も中山芝2200mで好成績を挙げており、今後も要注目の血統の一つです。


血統別成績,ⒸSPAIA


<血統別成績>
Silver Hawk内包馬【3-0-3-13/19】
勝率15.8%/連対率15.8%/複勝率31.6%/単回収率137%/複回収率109%
※過去10年


注目血統馬

前記の傾向に合う注目血統馬を2頭ピックアップしました。

☆ヴーレヴー
母母シルヴァースカヤはフランスの長距離GⅢ・2勝馬で、繁殖牝馬としても芝2400mの豪GⅠ・ザメトロポリタン優勝馬Sevilleや、種牡馬シルバーステートなどを送り出しています。

スタミナと馬力に優れた牝系で、サトノクラウン産駒の本馬も小回りの芝1800m以上が適条件ではないでしょうか。今年の登録馬では唯一のSilver Hawk内包馬でもあり、牝馬という点からも軽視はできない一頭です。

☆レガレイラ
3代母ウインドインハーヘアに遡る名牝系に属し、母母ランズエッジは名馬ディープインパクトの3/4同血の妹。さらに、母ロカはアーバンシックの母であるエッジースタイルの全姉であり、本馬はアーバンシックと同じスワーヴリチャードの産駒でもあります。

つまり、本馬とアーバンシックは血統構成が酷似しており、両馬とも少々不器用ではあるものの、末脚の爆発力に優れた素質馬です。アーバンシックも2024年のセントライト記念を制し、本馬も昨年のオールカマーを制覇と舞台適性は文句なし。牝馬ということもあり、今年も中心の一頭であることは間違いありません。


オールカマーの注目馬2頭,ⒸSPAIA


《ライタープロフィール》
坂上明大
1992年生まれ、岐阜県出身。元競馬専門紙トラックマン(栗東)。2019年より競馬情報誌サラブレにて「種牡馬のトリセツ」「新馬戦勝ち馬全頭Check!」などの連載をスタートさせ、生駒永観氏と共同執筆で『血統のトリセツ』(KADOKAWA)を上梓。2023年11月には本島修司氏との共同執筆で『競馬の最高戦略書 予想生産性を上げる人の取捨選択の技術』(主婦の友社)を出版。現在はYouTubeチャンネル『競馬オタク』を中心に活動し、パドック解説や番組出演、映像制作、Webメディアでの連載もこなす。

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