「内枠の横山武史騎手」は単勝回収率140%超 中山芝1200mをデータ分析

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豪華メンバー揃ったスプリンターズS
今週は、中山芝1200mを舞台にGⅠスプリンターズSが開催される。桜花賞馬スターアニス、重賞2連勝で勢いに乗るフリッカージャブ、連覇に挑むウインカーネリアン、短距離重賞の常連パンジャタワーなどが参戦。実績ある古豪と伸び盛りの新勢力がずらりと顔を揃えた。
秋のGⅠシーズン初戦でもあるこの豪華決戦で幸先よく的中をモノにできれば、この先のGⅠを気持ちよく迎えられるだろう。そこで今回は、スプリンターズSの舞台となる中山芝1200mの特徴を過去5年のデータを使って分析する。
※参照するデータは、特に断らない限り2021年9月11日から2026年9月13日の直近5年分を使用。
大外はマイナス、基本は内優勢
まずはコース解説から。スタート地点は外回りコースの2コーナーを抜けた地点で、そこからしばらく下り坂が続く。したがって、序盤が速い展開になりやすい。昨年のスプリンターズSこそ前半3F33秒7と落ち着いたが、一昨年はピューロマジックが32秒1の超ハイラップを刻んでいる。
ゴール前には、高低差2.2mの急坂が待ち受けるため、最高速度だけでなく相応のタフさも問われる。まさにスプリント王決定戦に相応しいコースと言える。

<中山芝1200m・枠順別成績>
1枠【28-21-22-197】
勝率10.4%/連対率18.3%/複勝率26.5%/単回収率59%/複回収率91%
2枠【26-26-18-210】
勝率9.3%/連対率18.6%/複勝率25.0%/単回収率86%/複回収率85%
3枠【28-18-25-223】
勝率9.5%/連対率15.6%/複勝率24.1%/単回収率117%/複回収率82%
4枠【15-27-29-238】
勝率4.9%/連対率13.6%/複勝率23.0%/単回収率38%/複回収率75%
5枠【24-19-20-256】
勝率7.5%/連対率13.5%/複勝率19.7%/単回収率81%/複回収率62%
6枠【16-21-18-275】
勝率4.8%/連対率11.2%/複勝率16.7%/単回収率46%/複回収率55%
7枠【25-24-23-272】
勝率7.3%/連対率14.2%/複勝率20.9%/単回収率58%/複回収率67%
8枠【12-18-20-293】
勝率3.5%/連対率8.7%/複勝率14.6%/単回収率40%/複回収率76%
※集計期間:2021年9月11日〜2026年9月13日
枠順別に見ると、苦戦が目立つのが8枠だ。連対率は全枠で唯一の1桁、複勝率も15%に届かない。前述の通り序盤が速くなりやすいため、外を回らされる大外枠は追走で脚を削られ、ポジション取りにも苦労する傾向にある。
昨年のスプリンターズSこそ大外8枠16番からウインカーネリアンが勝利したが、これはペースが例年に比べて落ち着いたことで、スッと前を取れたことが大きかった。ハイペースになれば、大外の馬は追走で手一杯になる可能性は高まる。
必然的に中心となってくるのは内目の枠に入った馬。1~4枠の複勝率は24.6%と、5枠以降の18.0%よりも優勢だ。特に1、2枠で1番人気に支持された馬は【23-6-9-19】で勝率40.4%、複勝率66.7%をマーク。OP以上でも【3-1-2-4】と大崩れしていない。
また、外は外でも7枠は勝率7.3%、複勝率20.9%と8枠に比べ悪くない。特にハナを切った場合は【4-5-2-4】複勝率73.3%安定感抜群。スプリンターズSでも2年連続で同枠の馬が馬券に絡んでおり、昨年はジューンブレアが逃げて2着を確保している。
急坂でも逃げ先行有利

<中山芝1200m・脚質別成績>
逃げ【35-34-22-83】
勝率20.1%/連対率39.7%/複勝率52.3%/単回収率198%/複回収率184%
先行【87-73-73-404】
勝率13.7%/連対率25.1%/複勝率36.6%/単回収率127%/複回収率122%
差し【43-51-62-736】
勝率4.8%/連対率10.5%/複勝率17.5%/単回収率38%/複回収率64%
追込【9-16-18-741】
勝率1.1%/連対率3.2%/複勝率5.5%/単回収率14%/複回収率20%
※集計期間:2021年9月11日〜2026年9月13日
中山の直線は短く、基本的には逃げ先行馬が有利となっている。ただし、ゴール前には急坂が待つため、前につけたうえで最後まで粘り切るタフさも兼ね備えたタイプに注目したい。
脚質別の数字を見ても、逃げ馬は複勝率が5割超、単勝回収率200%弱の逃げ馬を中心に前につけれる馬が優勢となっている。ただ、OP以上のレースに絞ると、逃げ【3-3-3-21】複勝率30.0%に対し、先行は【19-11-9-75】複勝率34.2%。単勝回収率も256%に跳ね上がっており、上のクラスでは先行馬の方が信頼度が高い。
一方、差し追込の複勝率は低めとなっており、特に追込は複勝率5.5%。後ろ過ぎると基本的には届かない。
内枠の横山武史騎手は期待度アップ

<中山芝1200m・ピックアップデータ>
池江泰寿厩舎【6-0-1-11】
勝率33.3%/連対率33.3%/複勝率38.9%/単回収率211%/複回収率88%
横山武史騎手【15-14-15-57】
勝率14.9%/連対率28.7%/複勝率43.6%/単回収率59%/複回収率81%
スクリーンヒーロー産駒【5-3-5-25】
勝率13.2%/連対率21.1%/複勝率34.2%/単回収率242%/複回収率116%
※集計期間:2021年9月11日〜2026年9月13日
最後に、中山芝1200mのピックアップデータを紹介していく。
■池江泰寿厩舎
22年ジャンダルム、23年ママコチャで2年連続のスプリンターズS制覇を成し遂げた池江泰寿調教師は、単勝回収率211%を記録。1着か着外かという極端な成績が目立っており、アタマ固定など振り切った馬券も面白そうだ。
また期間中6勝のうち4勝が重賞と、大舞台に強いのも特徴。スプリンターズSに4年連続出走となるママコチャには今年も注目したい。
■横山武史騎手
集計期間で2位の15勝をマーク(1位は戸崎圭太騎手の17勝)。全体でも複勝率43.6%と優秀だが、特に1、2枠に入った際は【7-2-3-7】で複勝率63.2%と上昇し、単複回収率が100%を超えてくる。
スプリンターズSではレイピアに騎乗予定。2着だったCBC賞と同様、内枠を引ければチャンスだ。
■スクリーンヒーロー産駒
今年はウイングレイテストがカーバンクルステークス(OP)を制し、ウインアイオライトが3勝クラス勝ちと、コース相性の良さがうかがえる。昨年のスプリンターズSを11番人気で制したウインカーネリアンも含め、人気薄の激走が目立つのも見逃せない。スプリンターズS連覇を狙うウインカーネリアンから、今回も目が離せない。
《ライタープロフィール》
東大ホースメンクラブ
約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
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