【秋華賞】“遅れてきた大器”はモンローウォークだけじゃない ラベルセーヌに熱視線

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異例の“オークス組不在”で混沌
18日に京都競馬場で行われる秋華賞(GⅠ・芝2000m)。今年の牝馬三冠最終戦は、桜花賞馬スターアニスもオークス馬ジュウリョクピエロも不在。どの馬が勝ってもGⅠ初制覇という難解なメンバー構成になった。ここではローテーションにフォーカスして、好走馬の特徴を探っていく。

桜花賞馬とオークス馬が不在というだけでなく、今年はGⅠからの直行組もギャラボーグだけ。それも同馬は桜花賞からのぶっつけで、過去10年では例のないケースだ。過去30回の歴史で見ても、前走・桜花賞組は【0-0-0-4】。うち3頭は2ケタ人気馬だったが、残る1頭、1996年に桜花賞2着から臨んだイブキパーシヴも4番人気で15着と大敗を喫している。
前走GⅠ組が機能しないとなれば、自然と前哨戦の重要度が増してくる。まずは過去30回における紫苑ステークス組とローズステークス組を比較してみよう。
▼ 秋華賞・過去30回の前哨戦比較
・紫苑S組【4-5-2-98】
勝率3.7%、複勝率10.1% 単回収率26%、複回収率26%
・ローズS組【13-17-13-163】
勝率6.3%、複勝率20.9% 単回収率58%、複回収率72%
ご覧の通り、ローズS組が優勢。ただし、直近10年に限ればその印象は一変する。
▼ 秋華賞・直近10回の前哨戦比較
・紫苑S組【3-5-0-38】
勝率6.5%、複勝率17.4% 単回収率39%、複回収率47%
・ローズS組【0-2-6-48】
勝率0.0%、複勝率14.3% 単回収率0%、複回収率48%
過去30回で半数に迫る13勝を記録しているローズS組だが、ここ10年に限れば勝利なし。最後の勝利は2015年のミッキークイーンで、ローズSと秋華賞の連勝となると2012年のジェンティルドンナを最後に出ていない。
今年のローズSは、無敗馬モンローウォークが0秒5差の完勝。デビューからの連勝を4に伸ばした。勢いのままにGⅠ制覇を果たし、ローズS勝ち馬の連敗を「12」で止めることができるだろうか。
紫苑S組の異変
ローズS組は近年不振。ならば紫苑S組を頼りたくなるところだが、ここも慎重になる必要がある。気になるのが、『紫苑Sのクラス別成績』だ。
・OP(2000~2015)【1-0-2-60】
勝率1.6%、複勝率4.8% 単回収率16%、複回収率10%
・GⅢ(2016~2022)【3-4-0-26】
勝率9.1%、複勝率21.2% 単回収率55%、複回収率57%
・GⅡ(2023~)【0-1-0-12】
勝率0.0%、複勝率7.7% 単回収率0%、複回収率22%
このように、紫苑S組の好走はGⅢ時代の2016年から2022年に偏っており、それ以外だと【1-1-2-72】勝率1.3%、複勝率5.3%どまり。GⅢ時代以外の勝ち馬は2014年のショウナンパンドラしかいない。
今年も4頭が紫苑Sから参戦予定で、なかでもドリームコアは上位人気の一角となりそうだが、過信は禁物だ。
ラベルセーヌが単複回収率100%超データクリア
オークス組不在、前哨戦組も手を出しづらいとなれば、条件戦組から上がり馬をピックアップしたい。過去30回の秋華賞における前走・条件戦組の成績は以下の通り。
・条件戦組【1-3-4-75】
勝率1.2%、複勝率9.6% 単回収率32%、複回収率44%
→ 前走2勝クラス以上で1着【1-3-2-43】
勝率2.0%、複勝率12.2% 単回収率55%、複回収率55%
条件戦組は、まず2勝クラス以上で勝利していることが重要。なおかつその前走で上がり最速を記録していた馬は【1-2-2-18】勝率4.3%、複勝率21.7%で単回収率117%、複回収率105%の好成績だった。
今年のメンバーで唯一この条件を満たしているのが、ラベルセーヌだ。キャリア4戦3勝。デビュー戦となった未勝利戦で既走馬相手に0秒8差の勝利を収め、続けて挑んだフローラSでは5着に敗れたが、そこから古馬混合の1勝クラス、2勝クラスを連勝した。
特に前走の三面川特別(新潟芝1800m)は、4角4番手から上がり最速32秒3を使って0秒3差の快勝。世代限定戦時代にカネラフィーナやジョスランと好勝負を演じたクライスレリアーナに2馬身差をつけたパフォーマンスは目を見張るものがあった。
“遅れてきた大器”はモンローウォークだけではない。「連勝中のキズナ産駒」という同じ肩書を持つラベルセーヌが番狂わせを演じる可能性は大いにある。
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