【秋華賞】1強ムードも油断禁物? モンローウォークに潜む3つの死角

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直近5年の馬券内はすべて6番人気以内
近年の秋華賞は堅い決着が続いている。2021年以降の馬券圏内15頭を見てみると、なんとすべて6番人気以内だった。
今年はモンローウォークの1強ムードが漂い、例年通り堅く収まるという見立ても多いが、果たしてモンローウォークは本当に信頼できる軸馬といえるのだろうか。ここでは過去30回の秋華賞、さらには京都芝2000mの成績を参考に、3つの観点から検証してみたい。
■1番人気
秋華賞の1番人気馬は【10-3-5-12】勝率33.3%、複勝率60.0%だから、まずまずといったところ。続いて、単勝オッズに注目すると1.4倍以下なら5戦5勝。ファインモーション(2002)、ジェンティルドンナ(2012)、アーモンドアイ(2018)、デアリングタクト(2020)、リバティアイランド(2023)と錚々たる名牝が人気に応えている。
一方で、単勝1.5~1.9倍では【1-2-1-3】勝率14.3%どまり。勝ったのはメジロドーベル(1997)の1頭だけで、古くはエアグルーヴ(1996)が10着、最近ではソダシ(2021)が10着に沈んでいる。
モンローウォークについては「1倍台前半まで売れるのかどうか」が大きなポイントになる。底を見せていないとはいえ、そこまで抜けた支持を集められるだろうか。
■ローズSの勝ち馬
西の前哨戦であるローズステークスの勝ち馬は【5-6-4-13】勝率17.9%、複勝率53.6%と、一定の好走率こそ示しているものの、近年は勝ち馬が出ていない。
直近の勝利はジェンティルドンナ(2012)が最後で、目下12連敗中。その間、1番人気に推された馬はデニムアンドルビー(2013/4着)、ヌーヴォレコルト(2014/2着)、ダノンファンタジー(2019/8着)、カムニャック(2025/16着)と4頭いたが、いずれも勝利に手が届いていない。
コーナー2つの1800mで行われるローズSと、コーナー4つの内回り2000mで行われる秋華賞。トライアルと本番の関係ではあるが、少なくとも近年は直結しにくい傾向が見て取れる。
■戸崎圭太騎手
前走に続いてモンローウォークの手綱を取る戸崎圭太騎手。2014年から2016年にかけて3年連続で全国リーディングを獲得した名手だが、どちらかといえば関東圏で信頼できるジョッキーだ。京都の重賞では通算【5-5-4-38】勝率9.6%、単勝回収率33%と振るわない。
秋華賞も2021年にアカイトリノムスメで勝利を挙げているが、この時は阪神開催だった。京都の秋華賞に限れば、これまで6回騎乗して【0-0-1-5】で、2016年は1番人気ビッシュで10着、2024年は2番人気のステレンボッシュで3着に終わっている。
そもそも戸崎騎手は京都芝2000mと相性が良くなく、通算で【1-4-2-27】勝率2.9%、複勝率20.6%に留まっている。特に2番人気以内で【0-0-1-4】と人気を裏切るシーンも目立つ。日本を代表するトップジョッキーだが、今回の舞台に限っては強調材料に乏しい。
圧勝しても不思議はないが…
無傷の4連勝中とあって、早くも1強と目されているモンローウォーク。たしかにローズSの勝ちっぷりを見る限り、圧勝しても不思議ではない。
しかしながら、上述したように「人気」「前哨戦」「騎手」という3つの観点からは、気になるデータも浮かび上がっている。
本当に死角は存在しないのか…。最終的な判断は、当日のオッズも踏まえて下したい。
《ライタープロフィール》
逆瀬川龍之介
国内の主要セール、GⅠのパドックはもちろん、時には海外のセリにも足を運ぶ馬体至上主義のライター。その相馬眼を頼りにする厩舎関係者、馬主は少なくない。一方、マニアック、かつ実用的なデータを駆使して、ネット媒体や雑誌などにも寄稿するなど、マルチな才能を持っている。
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