【天皇賞(秋)】「ダービーで3番人気以内だった3歳馬」は複勝率84.6% データで導く穴馬候補3頭

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データで見る「穴候補3頭」
今週日曜の東京メインは天皇賞(秋)。クロワデュノールとマスカレードボールを筆頭に、層の厚い2000m路線らしく今年も豪華なメンバーが揃った。
過去10年では1番人気が7勝を占め、勝ち馬10頭が全て単勝オッズ4倍未満。基本的には人気馬が順当に強いレースだ。それでも2、3着には6~9番人気くらいの中穴がしばしば絡んでいる。
その点も念頭に置きながら、様々な切り口のデータを駆使して3頭の穴候補を導き出した。
ダービーで上位人気だった3歳馬は複勝率8割超 リアライズシリウス
まずは今回唯一の3歳馬リアライズシリウス。春は共同通信杯で二冠馬ロブチェンらを破り、皐月賞でも2着に好走。日本ダービーは距離もあってか2番人気7着と敗れたが、着差は0.4秒と大きくは崩れていない。
近年、天皇賞(秋)では3歳馬の活躍が目立つ。昨年はマスカレードボール、ミュージアムマイルによるワンツー決着だった。
データをよく見ると、3歳馬は最近強くなったというより、「以前から世代トップレベルの馬なら通用していて、ここ数年はそういう馬の参戦が多い」と解釈するのが正しそうだ。

1986年以降、天皇賞(秋)における3歳馬の成績は【5-6-4-26】複勝率36.6%。このうち「ダービーで7着以内」だった馬は【4-4-4-6】同66.7%、複回収率120%。また、結果を問わず「ダービーで3番人気以内」だった馬は【4-3-4-2】同84.6%、複回収率155%とかなりの高確率で馬券に絡んでいる。
リアライズシリウスはダービーでの着順、人気どちらもクリアしており、このレースでも通用していい戦歴の持ち主だ。
毎日王冠は案外だったが、2歳時にも休み明けの馬体重+12kgで臨んだ朝日杯フューチュリティステークスが振るわなかったあたり、叩いてよくなるタイプに見える。上積みに期待したい。
ノーザンファーム産のGⅠ勝ち馬は要マーク レガレイラ
2頭目はレガレイラ。GⅠ・3勝の実績を誇るノーザンファーム産の5歳牝馬だ。過去2年はエリザベス女王杯に出走したが、今年はこちらに矛先を変えてきた。

芝中距離の主要GⅠとなると、やはり強いのがノーザンFの生産馬。過去10年で【7-6-7-48】複勝率29.4%と好走馬の大部分を占める。とりわけ関東馬の成績がよく、【6-3-3-14】同46.2%、複回収率106%だ。
さらに追加で「JRAでGⅠ勝利実績があった馬」に限ると【5-3-2-5】複勝率66.7%、複回収率162%まで上がる。ノーザンFのGⅠ馬には逆らわないのが賢明だ。
レガレイラはダービー(5着)以来の東京になるが、当時は敗れたとはいえ上がり最速33.2秒をマークしており、コースが合わないということはないだろう。直近2走はどちらも苦手な道悪に泣いたもの。良馬場でやれればガラリ一変もある。
東京芝2000mで好成績のスワーヴリチャード産駒 レディネス
最後はレディネスを取り上げる。父はレガレイラと同じスワーヴリチャードだ。

スワーヴリチャードは東京芝2000mで好成績を残している種牡馬。通算で【6-3-4-12】複勝率52.0%、複回収率138%とベタ買いでもプラスの計算だ。また、新馬戦と、前走10着以下に大敗した馬を除けば【6-3-4-6】同68.4%、複回収率181%とさらに上昇する。
前章で紹介したレガレイラを後押しするデータにもなるが、レディネスも侮れない。
札幌記念は直線追い風もあって外差し有利のコンディション下ながら、インから早め抜け出しで10番人気3着。毎日王冠も7番人気3着と前評判以上の走りを見せ、ここに来て地力強化を印象付けている。この相手だともう一段階パフォーマンスを上げる必要はあるが、馬券圏内はあっても驚けない。
《ライタープロフィール》
鈴木ユウヤ
東京大学卒業後、編集者を経てライターとして独立。中央競馬と南関東競馬をとことん楽しむために日夜研究し、Xなどで発信している。好きな馬はショウナンマイティとヒガシウィルウィン。
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