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【CBC賞】メンバー最上位の地力を持ち展開利もある 京大競馬研の本命は重賞初制覇を狙うレイピア

2026/08/09 06:00
京都大学競馬研究会
CBC賞 4角5番手以内馬の成績

ⒸSPAIA

真夏のサマースプリントシリーズ第4戦

8月9日(日)にCBC賞(GⅢ)が行われる。サマースプリントシリーズ第4戦であり、ハンデ戦らしく波乱の決着が目立つ重賞だ。今年も例年通り混戦模様となった。

以下では、本レースが行われる中京芝1200mのコース形態とそれに起因するレースの質、そして想定される展開を踏まえ予想する。

内前のポジションを取れる馬に注目

まずは中京芝1200mのコース形態を見る。向正面中間からスタートし、初角までの距離は約315m。緩やかな上り坂を進んだ後、下り坂に転じる。3~4コーナーは全て下り坂かつスパイラルカーブだ。最終直線は412.5m。途中に高低差2.0mの急坂があり、その後も平坦な直線が待ち構えている。全体としてかなりタフなコースレイアウトだ。

まず注目すべきは初角までの距離がそこまで長くない点と、スタート後が上り坂である点だ。ダッシュが付きにくく、序盤の先手争いも長引きにくい。先行負荷は大きくない。

ペースアップは下り坂に転じてから。序盤で脚を溜めた先行勢が加速していく。直線に入るまでの中盤で後方勢が前とのポジション差を埋めにくい。

また、3~4コーナーはスパイラルカーブであり外に振られやすい。膨れた先行勢のさらに外を回す後方勢は距離ロスが大きくなり過ぎる。直線も半ばで急坂があり、登り切った後も平坦な直線が続くタフなコース形態だ。全馬の終盤の脚色は鈍り、上がりに差が生まれにくい。

したがって、序盤から積極的に前で追走し、内ラチ沿いを走れる器用な馬が恵まれやすい。これがこのコースが持つレースの質だ。

中団からのイン差しにも注意

CBC賞の4角5番手以内馬成績,ⒸSPAIA


<CBC賞 4角5番手以内馬の成績>
【4-6-6-38/54】
勝率7.4%、連対率18.5%、複勝率29.6%
単勝回収率104%、複勝回収率113%
※中京開催の直近10回

CBC賞における4角5番手以内馬の成績は上記の通り優秀だ。馬券内を独占するほどではないものの、単勝回収率、複勝回収率ともに100%を超えている。

一方で、中団インから馬群をキレイに捌いた差し馬の好走も目立つ。地力次第でイン差しも十分に届く印象だ。まずは各馬のテンの速さを比較し、内前の位置を取れる馬を評価したい。差し馬の場合、追走力や馬群を捌いた経験を重視して印を打つ。

コウセキが逃げる引き締まった展開

続いて今回想定される展開から恵まれる馬を考える。メンバー構成は前走通過順位に3番手以内のある先行馬が6頭と、18頭立ての短距離上級条件にしては多くない。

ただ、その中でもコウセキのテンが一枚抜けて速い。ペースが上がりにくいコース形態とはいえ、同馬が逃げれば前半600m32秒台~33秒前半の引き締まった展開になるだろう。

この展開でも恵まれるのは内目を走りながら、好位から堅実な末脚を使える馬だ。例年以上に中団からのイン差しは届きやすく、序盤から最前線でポジション争いをする馬が残せるかは地力次第になる。最後方から差すのはこの展開でもやや厳しい。

先頭のポジション争いに加わった先行勢が沈んできた所に、2、3、4列目のインから末脚を伸ばせる馬を中心に印を打っていきたい。

地力が抜けている

◎レイピア
前走の函館SSは前半600m33.4秒のハイペースを5番手で先行し0.3秒差3着。勝ったピューロマジックは次走アイビスSDをレコードで勝利した重賞5勝馬だ。

2走前の高松宮記念はスプリントの国内最上位戦で0.7秒差5着。今回と同コースで前半600m32.5秒の超ハイペースを中団で難なく追走できていた。2着に好走したオーシャンSでもルガル、ママコチャ、フリッカージャブといった実力馬に先着している。

近走の内容、相手関係を考えても今回のメンバーでは一枚以上地力が抜けている。ハイペース追走経験も豊富で、今回想定される展開も向く。

好位、中団から常に堅実な末脚を使えるのが強みで枠も良く、大きく崩れる要素は少ない。悲願の重賞初制覇に期待して本命を打つ。

◯イツモニコニコ
1枠1番の絶好枠。前走の北九州記念は重馬場、4角4番手以内の馬が3着まで独占する前残りの競馬で4角8番手から上がり2位で伸び0.4秒差4着。着順、着差以上に評価できる。

2走前の鞍馬Sは前の馬が故障した影響で大きく外に弾かれており度外視可能。3走前のモルガナイトSは終始3頭分外を回る競馬で、大きく評価を下げる敗戦ではなかった。

近2走こそ後方からだが、本来は中団から運べる追走力があり、想定される展開は向く。絶好枠、軽斤量、継続騎乗と近走よりも条件が好転する今回、前走同様の力を発揮できれば十分に好走のチャンスがある。近走の敗戦で高いオッズ妙味も見込める。

▲フィオライア
レイピアとの比較で高いオッズ妙味あり。3走前のシルクロードSはスローペースでの逃げとはいえ、上がり3F33.5秒で後続の強襲を凌いだ。レイピア、カルプスペルシュ、エーティーマクフィといった実力馬に勝利した。

イツモニコニコ同様、近2走は後方になったが、本来は先行力が高くて前で運べる。先行馬が比較的手薄な今回、前で運べば上位争いに加われるだけのポテンシャルは十分ある。前走に比べて斤量減かつ内目の枠と条件も良い。

△ディアナザール
鞍馬Sは初の1200m戦ながら前半600m33.1秒のハイペースで逃げて0.3秒差3着。レコード決着の高速馬場とはいえ、着順、着差以上に評価できる内容だった。勝ち馬は次走北九州記念を勝利しており、相手関係からも評価できる。

再度1200mとなるが本馬の先行力であれば2、3列目の好位から運べる。出来るだけ内ラチ沿いを走ってスムーズに追い出せれば好走可能とみる。

×クラスペディア
安定した先行力と枠なりにロスなく立ち回れる器用さが強み。ディアナザール、フィオライアが行く1列後ろに潜り込めれば内ラチ沿いを追走できる。

×アンクルクロス
前走の北九州記念はイツモニコニコ同様、後方から上位の末脚を使った。2走前の相手関係を考えてもここも地力上位。内に入れて追走できれば。

×インビンシブルパパ
昨年の本レース勝ち馬。近3走は大きく負けているものの展開不利が続いている。追い切りを見ても状態はかなり良く、得意の舞台での巻き返しに期待して押さえておく。

買い目は◎単勝1点、◎-◯▲△×馬連6点、◎-◯▲△-◯▲△×3連複12点で勝負する。

▽CBC賞予想▽
◎レイピア
◯イツモニコニコ
▲フィオライア
△ディアナザール
×クラスペディア
×アンクルクロス
×インビンシブルパパ

ライタープロフィール
京都大学競馬研究会
今年で30周年を迎える、京都大学の競馬サークル。馬主や競馬評論家など多くの競馬関係者を輩出した実績を持つ。また書籍やGⅠ予想ブログ等も執筆。回収率100%超えの本格派が揃う。

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