【天皇賞(秋)】古馬GⅠ実績の積み上げを信頼 東大HCの本命はクロワデュノール
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【天皇賞(秋)】古馬GⅠ実績の積み上げを信頼 東大HCの本命はクロワデュノール

2026/10/31 17:00
東大ホースメンクラブ
天皇賞(秋)のプラスデータ(過去10年),ⒸSPAIA

ⒸSPAIA

秋古馬三冠の一戦目

東京競馬場でGⅠ・天皇賞(秋)が行われる。連覇を狙うマスカレードボールや今年の春GⅠで2勝2着1回のクロワデュノールら4歳勢、GⅠ複数勝利のダノンデサイルやレガレイラら5歳勢など、17頭が出走予定だ。

直近の勝ち馬10頭のうち6頭がその年の年度代表馬に選ばれている。果たしてこのレースを勝ち、2026年の主役として印象付けるのはどの馬か。過去10年のデータから検討する。

二強体制は揺らがない

天皇賞(秋)の過去GⅠ実績別成績,ⒸSPAIA


<天皇賞(秋) 過去実績別データ>
同年の天皇賞(春)勝利【1-2-0-1】勝率25.0%/連対率75.0%/複勝率75.0%
前年のジャパンカップ連対【3-1-0-1】勝率60.0%/連対率80.0%/複勝率80.0%
前年~同年に古馬GⅠで複数連対【4-1-3-4】勝率33.3%/連対率41.7%/複勝率66.7%
※GⅠ実績はJRAのみ

天皇賞(秋)は末脚勝負となりやすく、上がり3ハロンの順位が着順に直結しやすい。上がり1位が【3-5-1-2】複勝率81.8%、2~3位【6-2-3-10】同52.4%、4位以下【1-3-6-102】同8.9%と明確な差がある。

これを踏まえ、過去のGⅠ実績と上がり順位に注目して傾向を探る。

まず、同年の天皇賞(春)出走馬は【1-3-2-10】で複勝率37.5%と悪くない。その勝ち馬は【1-2-0-1】、上がり4位以内は【1-2-0-2】と好成績。クロワデュノールは着順、上がりともに満たしている。

次に宝塚記念出走馬。全体成績が【3-3-5-27】複勝率28.9%。上がり5位以内だった馬は【2-2-4-11】同42.1%、複勝回収率116%だった。一方で着順との相関は薄く、5着以内【1-2-4-11】複勝率38.9%、6~9着【2-1-1-8】同33.3%。上がり5位で7着レガレイラの評価を下げる必要はなく、反対に逃げて4着のコスモキュランダは強調できない。

注意したいのが大阪杯組(GⅡ時代を含む)。全体成績【1-3-3-34】複勝率17.1%のうち、5着以内【1-1-2-20】同16.7%、上がり3位以内でも【0-0-1-14】同6.7%と結果が出ていない。同距離だが関連性は薄いと考えるべきだろう。4着タガノデュード、5着セイウンハーデスの評価は上がらない。

前年にさかのぼり、ジャパンカップ出走馬は全体で【4-1-2-17】複勝率29.2%だ。その2着以内馬が【3-1-0-1】、4着以内に広げても【4-1-0-6】。上がりでは2位以内が【3-1-1-1】だった。同じ東京施行ということもあり、ジャパンCでの実績は加点材料となる。

前年の天皇賞(秋)に出ていた馬は【3-1-2-31】複勝率16.2%だが、勝ち馬は【2-0-0-1】。昨年ここを勝ってジャパンCでも2着のマスカレードボールは信頼できそうだ。

また、前年~同年にかけて国内の古馬GⅠで2回以上連対がある馬は【4-1-3-4】複勝率66.7%。掲示板外に敗れたのは16年ラブリーデイのみだった。この点からもクロワデュノール、マスカレードボールの二強体制は揺らがないと考える。

最後に、同年の国内GⅠでひと桁着順がない馬(未出走も含む)は【1-2-2-55】複勝率8.3%。5番人気以内に推されても【1-1-1-12】同20.0%だった。好走した5頭のうち16年2着リアルスティール、18年1着レイデオロ、23年3着プログノーシスは同年に海外GⅠで4着以内があり、真に同年GⅠ実績がなく馬券に絡んだのは19年2着ダノンプレミアムと24年3着ホウオウビスケッツだけだ。今回は好枠を引き、同舞台を1分57秒5で走破した経験を持つレディネスにのみ印をつける。

東京実績もあり

◎クロワデュノール
昨年のダービー馬。国内での最低着順はジャパンCの4着と高い安定感を持つ。今年もGⅠを3戦して2勝、2着1回。負けたのは重馬場の宝塚記念という勝ち馬(メイショウタバル)有利の舞台であり、大阪杯ではそのメイショウタバルを差し切っている。

東京芝2000mの出走歴はないが、東スポ杯2歳S、ダービーと東京実績は豊富。今回は初の乗り替わりだが、C.デムーロ騎手は昨年ミュージアムマイルを2着に導いている。1枠も3番人気以内なら過去10年で【1-2-0-1】。軸として最適だろう。

◯マスカレードボール
昨年の勝ち馬で、ジャパンCもレコード決着でハナ差の2着。今年初戦は香港でロマンチックウォリアーの2着と十分な結果だった。前走のキングジョージは日本馬が苦戦してきた舞台であり、参考外だ。鞍上のC.ルメール騎手は過去10年の当レースで【6-0-1-3】、1番人気なら【5-0-0-0】だ。

ただし海外帰りというローテーション自体には不安が残る。前走海外の馬は過去10年で7頭いて全滅。2番人気以内も5頭いたが、結果が出ていない。

▲レガレイラ
2~4歳時にそれぞれGⅠを勝利している5歳馬。今年は2戦して馬券圏内がないが、どちらも重馬場で、特に前走は内有利の馬場で外を回したのも痛かった。度外視可能と考える。

東京は約2年半ぶりとなるが、過去2戦ともに上がりは最速。32秒台の脚を使ったこともあり、末脚勝負でもひけを取らない。枠も内枠を引くことができた。メンバーレベルの高さ、鞍上がテン乗りであることと不安材料はあるが、勝ち切る力はある。

以下レディネス、ダノンデサイルまで印を回す。馬券は◎軸の馬連と◎◯軸の3連複で勝負する。

▽天皇賞(秋)予想▽
◎クロワデュノール
◯マスカレードボール
▲レガレイラ
△レディネス
×ダノンデサイル

《ライタープロフィール》
東大ホースメンクラブ
約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。

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