【みやこS】複勝回収率140%超の好データに該当 前走秀逸なトリポリタニアに期待

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3つのファクターから推奨馬を見つけ出す
今回は11月8日(日)に京都競馬場で行われるみやこステークスについて、下記3つのファクターを組み合わせるコンプレックスアナライズで分析を行っていく。
・レースの好走馬及び凡走馬の共通項を探る「重要データ」
・目には見えない上積みを探る「前走内容」
・適性と素質を知るための「血統評価」
特別登録のあった19頭を検討対象とし、開催がなかった2018年を除いた過去10年のデータを使用する。
重要データ:OP/LとGⅢで4着以内

みやこSはJBC競走が京都競馬場で行われた2018年に行われなかった関係で、過去10年では9回の施行となっている。中央競馬のダート中距離戦としてはレベルが高くなりがちな一戦だ。ここでは前走クラス別成績が有効なデータとして使用できる。
前走OP/L組は【4-3-3-33】単勝回収率99%、複勝回収率82%と優秀。地方のJpnⅢを除いたGⅢ組も【2-4-4-34】で単勝回収率213%、複勝回収率121%と優秀だ。
もう少し深掘りすると、OP/L組もしくはGⅢで4着以内組だった馬に限定すれば【4-5-6-22】で複勝率は40.5%となり、かなり高い信頼度のデータとなる。軸馬選びには最適だ。
【前走OP/L or GⅢで4着以内の出走予定馬】
・ヴァルツァーシャル
・トリポリタニア
・ハグ
・バスタードサフラン
・マイノワール
・レッドプロフェシー
前走内容:トリポリタニアの名古屋城S
トリポリタニアの前走は名古屋城S(OP)1着。この日の中京競馬場のダートは乾いていて、時計の出方は標準的からやや時計がかかるコンディションだった。
レースのラップは前半4Fが50.0秒、後半4Fが50.4秒で前傾0.4秒。ただ、スパートがラスト4Fから始まり、最後は差し馬が台頭する流れだったことを考えれば、前にいた馬にとっては不利な流れだった。
トリポリタニアはスタートで躓き後手を踏みかけたが、そこから押して4番手のインを確保。もともと前に行って強い馬だけに、西村淳也騎手もポジションは取りたかったのだろう。
結果的に最後はしんどくなりかけたが、差してくる馬たちを振り切って1着でゴール。2、3着がいずれも差し馬だったことを考えれば本馬の競馬は強いもので、着差以上の強さを見せた。
また、直線で右にモタレていたため、左回りから右回りに変わる点は好材料だ。
血統解説:トリポリタニア

・トリポリタニア
日本での牝祖は3代母キャサリーンパー。名牝系のひとつでマリアライト、クリソベリルらと同じファミリーだ。
母トリプライトはダート中距離で3勝。叔父にはダンビュライト、従兄弟にはブラックスピネルがいるという血統で活力は十分。スピードと持続力が持ち味のファミリーで、京都のようにラップの起伏が大きくなりにくい競馬場は合っている。
本馬は父にルヴァンスレーヴを迎えた。スピードがあるので配合次第では芝馬もだせるファミリーだが、ルヴァンスレーヴをつけてパワーとダート適性を高めたので、ダートの中距離がベストとなった。
京都は本馬にとって2勝している得意な舞台。前走変わり身を見せた強さを信頼したい。
Cアナライズはトリポリタニアを推奨
今回のCアナライズはトリポリタニアを推奨する。
2走前、3走前から評価はされていたが、結果に繋げることができたかった。前走休み明けでいきなり展開不利を跳ね返して勝利した内容は秀逸で、今回のメンバーでも十分通用するだろう。
人気は控えめになりそうだが、荒れやすいみやこSなら本馬から入ってみたい。
《ライタープロフィール》
貴シンジ
競馬ライター。サラブレッドの血統をファミリー中心に分析する牝系研究家。3つのファクターから構築する「コンプレックスアナライズ」を駆使して競馬予想を行う。WEBサイト『ウマフリ』で「牝系図鑑」も連載中。競馬予想のほか商業誌での執筆、一口馬主クラブ募集馬やセリ馬の血統分析、血統の魅力の伝承、繁殖牝馬の配合提案などを独自の切り口から行う。
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